ビデオゲーム音楽の人気と物理的なフォーマットでの入手の難しさがぶつかり合っているが,この複雑な問題の両面を検証してみた。 お気に入りのビデオゲームのサウンドトラックは,レコードとしても聴くことができる。 2010年代のレコードブームを受けて,ゲーム音楽を専門に扱う新興企業がいくつか誕生したが,それは最近に限った現象ではない。ゲーム音楽とレコードの関係は1978年にさかのぼり,ジャンルを超えたイエロー・マジック・オーケストラがセルフタイトルの画期的なアルバムを発表したのが始まりである。その6年後には,メンバーの細野晴臣がパックマン,ディグダグ,ギャラガなどのゲーム音楽を収録した10曲入りのLPをリリースした。 細野氏の電子音楽とゲーム音楽の融合は,現在もゲーム会社がその可能性を模索している重要な問題を提起している。 「ここ2,3年で本当に爆発的に成長しました」-Frederik Laurid