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2008年5月2日のブックマーク (3件)

  • 第二回「女生徒」太宰治 - 報告

    http://www.sakkanotamago.com/roudoku.html だんだん大きくなるにつれて、私は、おっかなびっくりになってしまった。洋服いちまい作るのにも、人々のおもわくを考えるようになってしまった。自分の個性みたいなものを、当は、こっそり愛しているのだけれども、愛して行きたいとは思うのだけど、それをはっきり自分のものとして体現するのは、おっかないのだ。人々が、よいと思う娘になろうといつも思う。たくさんの人たちが集まったとき、どんなに自分は卑屈になることだろう。口に出したくもないことを、気持と全然はなれたことを、嘘ついてペチャペチャやっている。そのほうが得だ、得だと思うからなのだ。いやなことだと思う。早く道徳が一変するときが来ればよいと思う。そうすると、こんな卑屈さも、また自分のためでなく、人のおもわくのために毎日をポタポタ生活することもなくなるだろう。 「女生徒(太

    第二回「女生徒」太宰治 - 報告
  • ネットで試聴できる小林秀雄講演集「信ずることと考えること」

    via 空想ラビュリントスのブックマーク 昭和最強の批評家 小林秀雄のすばらしい講演音源がimeemで聴けるよ itunesかAmazonとおしてダウンロードで買えるみたい 最近CDが出たものの、長くカセット販売のみであって、自分もちょぼちょぼ揃えてました これメッチャクチャ面白いのよ いやマジで ここにも貼っておいたけど、初めての方には「信ずることと考えること」をおすすめ ユリ・ゲラーの話から経験科学、インテリゲンチャの批判にうつるうちにだんだんはなしが盛り上がってくる 「信じるってことは責任をとることです 僕は間違って信じるかもしれませんよ 万人のごとく考えないんだからね僕は 僕流に考えるんですから勿論僕は間違います でも責任はとります それが信ずることなんです だから信ずるという力を失うと、人間は責任をとらなくなるんです そうすると人間は、集団的になるんです 会がほしくなるんです 自

    ネットで試聴できる小林秀雄講演集「信ずることと考えること」
  • 「キレる大人」として生きるということ - 活字中毒R。

    『週刊SPA!2007.10/30号』(扶桑社)の鴻上尚史さんのコラム「ドン・キホーテのピアス・639」より。 【仙台にワークショップに行ったのですが、帰り、東北新幹線の中で、隣に座ったサラリーマンの人が、ワゴンを押してきたお姉さんに、「××、1個ちょうだい」と声をかけました。「××」は、よく聞き取れなかったのですが、たぶん、沿線の銘菓だと思います。 お姉さんは、「はい、××、1個でよろしいですか?」とおうむ返しに言いました。その途端、「1個って、言ったじゃないか!話をちゃんと聞けよ!バカかお前は!」と、そのサラリーマンの人は叫びました。 僕はびっくりして、体がびくんとしました。お姉さんは、「すみませんでした」とすぐに答えて、「あいにく××は、今、切らしておりまして、後でお届けします」と答えました。サラリーマンの人は、「あ、そう」とだけ返しました。 僕は、ちらりとサラリーマンの顔を見ました