リロのこれまで リロは和歌山県の動物公園で生まれ、2012年、4歳のときにマリンワールドに引っ越してきました。その年にマリンワールド海の中道で産まれて人工哺育で育ったメスのマナと交配するためでした。 赤ちゃんのころのリロ 9年後の2021年、リロとマナの間に待望の赤ちゃんがいることが確認されましたが、マナは出産間近に赤ちゃんとともに死んでしまいます。のちの調査では、もともと子宮に病気があったことがわかりました。 マナ(左)とリロ 画像提供:マリンワールド海の中道 マナと仲むつまじく暮らしてきたリロ。突然、マナがいなくなって動揺した様子が見られたため、水族館はしばらく公開を控えたといいます。それから2年近くたち、ひとりぼっちでの生活に慣れてきたものの、広い水槽にぽつんといるリロはときに寂しげに映ります。 広い水槽にひとりぼっち 水族館でただ1頭のラッコとなったリロは、国内でも貴重な存在です。
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