地球から132億光年先で太陽質量の1000万倍以上という観測史上最古となる超大質量ブラックホールが発見されました。 従来の理論では超大質量ブラックホールは、巨大なブラックホールが融合しながら少しずつ時間を掛けて形成されると考えられています。 そのため宇宙誕生の約4億7000万年後にはすでに超大質量ブラックホールが存在しているという事実は、従来の理論では説明することができません。 しかし米ハーバード・スミソニアン天体物理学センター(CfA)によると、今回の発見は2017年に発表された新しいブラックホール形成理論で予言されている「アウトサイズ・ブラックホール(Outsize Black Hole)」に一致するといいます。 それは一体どんなブラックホールで、どのように誕生するのでしょうか? 研究の詳細は、2023年11月6日付で科学雑誌『Nature Astronomy』に掲載されています。 N