猪子:家電メーカーが音楽プレーヤーを出してたけど、気づいたらアップルが音楽プレーヤーを出し、さらにソフトウエアメーカーにとっては単に音楽はソフトウエアでしかないからスマートフォンが出た瞬間、音楽プレーヤーという存在そのものが消滅したじゃん。 ケータイも電機メーカーが出してたけど、気づいたらアップルとかグーグルとかマイクロソフトが中心になっちゃったじゃん。 そんな感じで、産業区分が無意味化するし、すべてがデジタルテクノロジーの固まりみたいになっていくと思うんだよね。 そうなっていったときに、でも一方で、情報化社会というのは情報の共有スピードがあまりに速すぎて、あまりにも激しいがゆえに、一瞬で情報を共有できてしまう。特に言語化できる領域や論理化できる領域というのは、再現しようとするときに情報として記述しやすいから、一瞬で共有できちゃうんだよね。 テクノロジーの領域というのは、実は言語化、論理化