ユニクロ監査役が書いた 強い会社をつくる会計の教科書 会社の決算書は、利害関係者に対して説明責任を果たすツールであるとともに、現在の会社の真の姿を映し出す鏡でもあります。この鏡に表れた数字をつぶさに観察し、それを次の行動に活かすことによって、会計の力で会社を変えることができます。ユニクロ、アスクルなどの成長を支えた安本氏が、会社を成長体質に変える数字の使い方、教えます。 バックナンバー一覧 商品を仕入れてきて各店舗に配送する「商品部」、店員・店長を統率して店舗を運営する「営業部(後の店舗運営部)」、会社全体を数字で管理する会計思考の総元締めである「管理部」、出店場所を見つけて契約し店舗を設計・出店する「出店開発部」の4つの部門を中心に配置していきました。これが後に多店舗展開していくための4本部体制を敷く基礎になりました。 【図表1】は1990年9月当時のユニクロの組織図です。普通の組織図と