首相が主催する「桜を見る会」をめぐり、立憲民主党などの野党統一会派と共産党などでつくる追及チームは22日、国会内で会合を開いた。共産党から資料要求があった5月9日に招待名簿をシュレッダーで廃棄した政府の対応などについて、その意図や背景などを重点的に追及した。 政府は、共産党の宮本徹衆院議員から資料要求があった当日に廃棄した理由について「大型のシュレッダーを使おうとしたところ各局の使用が重なって調整した結果、連休明けになった」(内閣府・大塚幸寛官房長)と説明。資料要求とは無関係と主張する。 立憲民主党の白真勲参院議員は、約40秒で最大約1千枚を細断できるシュレッダーの性能を取り上げたうえで、「予約をとらないといけないほどの文書を内閣府では廃棄しているのか」と指摘。内閣府の担当者は「遅滞なく廃棄しなければならないという意識から、連休前に予約を入れたが、実際予約がとれたのが5月9日だった」と回答