【読売新聞】 経済産業省が設置した大臣直属の「書店振興プロジェクトチーム」がまとめた書店活性化のための課題の概要が3日、判明した。本の流通の仕組み、図書館による購入方法、ネット書店との競合などを挙げた。書店を「文化の発信拠点」と位置
東京医科大(東京)が医学部医学科の一般入試で女子受験生の合格者数を抑制していた問題で、同大による内部調査の詳細が判明した。今年の一般入試では、受験者側に知らせないまま、減点などで女子だけでなく3浪以上の男子の合格者数も抑える一方、5人前後の特定の受験生には加点していた。一連の得点操作は、臼井正彦前理事長(77)の指示で行われていた。 同大は週内にも調査結果を公表する見通し。文部科学省の私大支援事業を巡る汚職事件で、臼井前理事長を贈賄罪で起訴した東京地検特捜部も、一連の操作を把握しているとみられる。 同大医学科の今年の一般入試は、マークシート方式の1次試験(計400点満点)後、2次に進んだ受験者が小論文(100点満点)と面接を受け、1次の得点と合算して合否が決まった。
男性が刺されて死亡した施設周辺を調べる捜査員ら(24日午後9時8分、福岡市中央区大名で)=秋月正樹撮影 24日午後8時頃、福岡市中央区大名2の旧大名小で、「人が刺された」と施設関係者から110番があった。東京都江東区東雲2、会社員岡本顕一郎さん(41)が背中を刺され、病院で死亡が確認された。福岡県警中央署は殺人事件として捜査。午後11時前、「中央区の殺人は自分がやった」と血が付いた刃物を持って東区内の交番に出頭してきた40歳代の男の身柄を確保した。男の手にも血が付いており、同署は容疑が固まり次第、殺人容疑で逮捕する方針。 発表によると、岡本さんは旧大名小の施設内で午後7時45分まで開かれていたIT関連セミナーの講師。「救急車を呼んでくれ」との声を聞いた関係者が、1階トイレから血まみれの岡本さんと成人の男が出てくるのを目撃した。男はナイフのようなものを持って自転車で逃走。関係者は西に約500
日本マクドナルドホールディングス(HD)が6日発表した2014年1~9月期連結決算は、売上高が前年同期比12・7%減の1722億円、税引き後利益は75億円の赤字(前年同期は63億円の黒字)だった。 仕入れ先だった中国企業の期限切れ鶏肉の使用問題が7月下旬に発覚して売り上げが落ち込んだほか、この問題の対策費として特別損失を計上したことなどが響いた。 記者会見した今村朗執行役員は「(問題の起きた)上海企業の影響は改善しつつあるが、大きい」と述べた。 日本マクドナルドによると、鶏肉問題の影響で、7~9月の3か月間の売り上げが200億~250億円、経常利益で80億円落ち込んだという。 さらに10月も、既存店の売上高が前年同月比17・3%減、客数が16・5%減だった。前年同月を15%以上下回るのは、売上高が4か月連続、客数が3か月連続だ。 今村氏は「チキンの問題が起きる前から既存店の売り上げのマイナ
ユニーグループ・ホールディングスが、傘下のコンビニエンスストア業界4位「サークルKサンクス」の売却を検討していることが分かった。 セブン―イレブン・ジャパン、ローソン、ファミリーマートの3強に対し、店舗数で劣るサークルKサンクスは苦戦を強いられている。コンビニ業界の大型再編に発展する可能性がある。 関係者によると、ユニーは、競合する複数の企業に、サークルKサンクスの売却について水面下で打診を始めた。売却先は未定だが、売却額は1000億円規模に上るとみられる。 サークルKサンクスは2004年、サークルKの運営会社とサンクスの運営会社などが合併して誕生した。 今年6月末時点で約6300店舗あるが、年間1000店規模で出店を繰り返すセブンやファミマなどに水をあけられ、業績も低迷していた。
政府・与党内で最終調整し、年末にまとめる新たな「防衛計画の大綱」(防衛大綱)の別表に盛り込む考えだ。 11日に首相官邸で開かれた政府の有識者会議「安全保障と防衛力に関する懇談会」(座長・北岡伸一国際大学長)で、防衛省側が提示した。 防衛大綱は、今後10年程度の防衛力整備と運用の指針となるものだ。2010年策定の現大綱では、将来の戦車の目標数を「約400両」に減らすとしていたが、これをさらに上回る削減となる。防衛省は、戦車削減分の防衛予算を、ミサイル防衛システムの向上や離島防衛のための装備品購入などに充てる。
アテネにあるNGO「アルトス・ドラッシ」の事務所で、食料を受け取った親子。団体名は「パンと行動」を意味する(青木佐知子撮影) 緊縮財政下のギリシャで「飢え」が問題になっている。 授業中に空腹で倒れる学童が出る事態に、民間ボランティアが救済に乗り出した。 アテネ郊外の住宅街にある民間活動団体(NGO)「アルトス・ドラッシ」は、賞味期限が迫った食材などを地元の協力で集め、毎日約120人分の料理や食品を無料で配っている。昼近くになると、大きな手提げ袋を持った人が次々と訪れる。 「毎週、新しい人が来るの。1年前と比べたら2・5倍に増えたわ」と、ボランティアのカリオピさん(66)が話す。17年前、クルド難民を支援するために始まった活動は、今や訪れる人々の大半がギリシャ人になったという。 市内に住むレフテリスさん(51)は週に1度、バスで1時間かけてやって来る。大型船の船員だったが3年前に失業。工事現
芸能人らを装ったサクラが、メール交換を持ち掛けて出会い系サイトに誘導し、高額な利用料を請求する「サクラサイト商法」で金をだまし取ったとして、警視庁は13日、東京都新宿区のサイト運営会社「ウイングネット」の元役員ら男女9人を詐欺容疑で逮捕したと発表した。 同庁によると、同社は昨年6月までの約2年4か月間に全国の約37万2000人から約116億円を売り上げており、同庁は大半が同商法によるものとみて余罪を調べている。 同庁によると、摘発された同商法では、金額、利用者数ともに過去最大規模という。逮捕されたのは、同社元役員・山中孝浩容疑者(34)とサクラを担当していた元アルバイトら男女計9人。社長の男(40)についても同容疑で逮捕状を取り、行方を追っている。 同庁幹部によると、山中容疑者らは昨年4~5月、女性アイドルグループ「AKB48」の元メンバー前田敦子さん(21)やマネジャーらになりすまし、運
全国でも珍しいアレルギーを持つ人向けのケーキを専門に作っている仙台市太白区西中田の「洋菓子しおんボンバイエ」が、6月末で閉店することになり、客からは惜しむ声が出ている。 約28年間、店を切り盛りしてきた中沢敦さん(69)、千恵子さん(65)夫妻は敬虔(けいけん)なクリスチャンで、「今までなかなか行けなかった教会の礼拝やボランティア活動に参加したい」と話している。 アレルギーを持つ人のためにケーキを作り始めたのは、15年ほど前。幼稚園教諭から「アレルギーの子どもがみんなと同じケーキを食べられるよう、卵や乳製品抜きで作ってもらえないか」と依頼されたのが、きっかけだった。 「アレルギーが何かも知らなかった」という夫妻は図書館に通いつめながら原料から勉強し直したが、半年ほどはふわふわした食感が作れなかったという。里芋やベーキングパウダーの量などを工夫し、「満足できるものが出せるようになったのは数年
石川県警白山署は14日、金沢市長土塀、自称専門学校生松平書彦(ふみひこ)容疑者(56)を建造物侵入の疑いで現行犯逮捕した。 発表によると、松平容疑者は同日午後5時頃、野々市市のスーパー銭湯で、女性用の浴場に侵入した疑い。松平容疑者は金髪のロングヘアのカツラをかぶり、ミニスカートを着用していたが、店員が女装に気付いた。調べに対し、「女性の裸を見たかった」と供述しているという。
【モスクワ=緒方賢一】ソ連のアフガニスタン侵攻で前線に送られ消息不明となった元兵士(52)の生存が、33年ぶりに同国西部ヘラートで確認された。 行方不明兵の捜索を続けるモスクワの退役軍人団体が7日、読売新聞に明らかにした。 この元兵士は現在のウズベキスタン出身で、1979年のソ連軍侵攻直後にヘラートへ送られた。80年に戦闘で負傷し、地元住民に助けられ、部族の長老の保護下、薬草採りをしながら暮らしてきた。アフガン人女性と結婚したが、妻は死亡したという。 元兵士と2月23日にヘラートで面会した退役軍人団体のアレクサンドル・ラブレンチェフ副会長は、「男性はけがの後遺症に苦しみ、顔や腕などがマヒしていた。祖国に帰りたいか尋ねたが、明確な意思表示はなかった」と説明した。
21日告示された秋田県大潟村議選(定数12、26日投開票)で、立候補した15人が、選挙カーから支持を訴えることを自粛する“紳士協定”を結び、異例の選挙戦を繰り広げた。 食糧増産を目的に八郎潟を干拓して誕生した村は、職住分離の街づくりで住宅が中心部に集中。選挙カーが頻繁に行き来し、「音がうるさい」という住民の声に配慮したという。 大潟村は1964年に創設。大部分を農地が占め、村民約3300人の約1090世帯が、役場など公共施設を配した「総合中心地」に集中している。そのため、過去の村議選で「寝ている子供が起きる」「生活に支障をきたす」といった声が上がっていたという。 候補の一人は、住宅地の空き地で演説を終えると乗用車に乗り込んだが、移動中の拡声機による訴えはなし。「選挙カーを使わないで、どう訴えていけばいいか手探り状態。街頭演説をしていくしかない」と話した。別の候補者は「はがきなどの選挙公報で
自分が管理するインターネットのブログの投稿欄に、滋賀県甲賀市で貴生川認定こども園を運営する学校法人「森島学園」と甲賀市の癒着を示唆する虚偽の書き込みをしたなどとして、甲賀署は15日、県議の西川勝彦容疑者(67)を名誉毀損(きそん)容疑で書類送検した。 同署などによると、西川県議は昨年3月上旬、自身のブログの投稿欄に「(森島学園は)甲賀市内にある他の私立の幼稚園や保育園とはかけ離れた扱いを、市から受けている」などと書き込み、学園の名誉を傷付けた疑いが持たれている。同学園の森島正博理事長が同月、投稿者を「氏名不詳」として名誉毀損容疑で告訴。同署の捜査で、西川県議自身が投稿欄に書き込んだことが判明したという。
14日午前1時40分頃、北海道利尻富士町鴛泊野塚の道道で、同町、男性会社員(40)の軽乗用車が道路右側の建物に衝突、男性は頭の骨を折って間もなく死亡した。 稚内署の発表によると現場はゆるい右カーブ。同署で原因を調べている。 同町では2005年8月10日に死亡事故が発生してから、死亡事故ゼロが続き、14日が2500日目。死亡事故ゼロ2500日を達成すると、知事感謝状と道交通安全推進委員会から表彰がある。達成は15日午前0時で目前だった。
江戸時代初期に渡欧したサムライの末裔(まつえい)ではないかと言われる「ハポン(Japo´n)」の姓を持つスペイン人のDNA鑑定を行い、日本との関係を探る研究プロジェクトが、近く始まる。 スペイン語で「日本」を意味する「ハポン」姓を持つ人は、スペイン南部セビリア近郊の町コリア・デル・リオとその周辺に約800人が住んでいる。サムライの末裔と言われるのは、〈1〉1614年にスペインに到着した「慶長遣欧使節」一行が同町に一時滞在した〈2〉古文書に「ハポン」姓が出現するのは、一行が去ってから数十年後から――などの理由からだ。 地元の郷土史家が「サムライの子孫」説を提起していることは、1992年のセビリア万博の数年前から日本でも知れ渡り、関心を集めるようになった。
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