HOME / 特集 / 【手のひらに哲学を】第二話:哲学対話とは? ふだんのコミュニケーションで、私たちができていないこと 編集スタッフ 松田 「水中の哲学者たち」の著者、哲学者の永井玲衣(ながい れい)さん。 永井さんは、哲学はすべてのひとに関係するし、すべてのことにかかわることができて、重要でないと思われているものも、哲学対話では考えることができる、といいます。 あなたのすぐそばに美しい哲学は眠っているんですと、読み手に静かに呼びかけてくれているような永井さんの瑞々しくてのびのびとした言葉が印象的で、永井さんの考える「哲学」、そして「哲学対話」についてもっと知りたいと、お会いしてきました。 全三話でお届けしています。 第一話から読む 哲学対話とは、どんな場ですか? フランスの哲学者サルトルの本を読み、この世界の意味づけはわたし自身がしていいのだという考えに衝撃を受け、大学の哲学科へ進ん