今年度入社の社員から「上限100万円」と、唐突に超シブくなったリクルートの退職金制度。今年3月末までに入社した社員には手厚く、勤続わずか5年で2300万円(G35)~2600万円(G45)程度の退職金が可能だった(中途入社、41歳で退職の場合)。 2021年4月に7つの子会社を再統合したリクルート。それに先立つ昨年12月、グループ各社の社員向けに、統合後の人事処遇面について人事部門が説明会を開いていた。「働き方の自由度を上げつつ成長できるオープンな組織に」といった人材戦略が語られ、北村吉弘社長のビデオメッセージが流され、4月からの新制度についての説明、と続く。出席者が内容を解説する。「一番の目玉は、退職金制度の変更でした。今年3月までに入社した社員は、当時所属していた会社の制度が継続しますが、この4月以後入社の社員からは一律で最大100万円になり、退職金の魅力はなくなりました。あと、『ST