インドの学生が、ガソリンも軽油もガスも、水さえも使わないまったく新しいバイクを開発した。そのバイクの動力は酸素だ。マフラーから排出されるのは酸素であり、環境に優しい次世代の乗り物なのである。 バイクの開発を行っているのは、インドの首都デリーから程近いハリヤーナー州の学生エンジニアたちだ。彼らは、環境に配慮した乗り物として、酸素バイクを作り上げたのである。 開発リーダーのプラサム・パルさんは「このバイクは、他のものとまったく異なります。燃料を燃やさないので、エンジンが熱くなることがありません。シリンダーに送り込んだ酸素の圧力でピストンを動かし、走行するんです」と説明している。 ちなみに100リットルの酸素(300PSI)を動力源に、時速20キロの速さで600キロの距離を走行することが可能とのことだ。速度的にはバイクというよりも自転車程度に過ぎないが、彼らは間違いなく、クリーンエンジンの世界の