台北には、日本統治時代(1895年~1945年)に建てられた近代建築物が数多く残されています。総統府に代表される官庁は現在も当時の姿そのままの美しい姿で現在でも現役として使用されています。銀行の近代建築も見ることが出来ます。また、街中には2・3階建ての商業ビルがポツポツと残っています。最近は、近代建築ブームらしく老朽化して放置されていたものが修復されつつあるようです。 一言で近代建築といっても、3つの時代(流れ)に分類されます(基本的に同時期における日本の近代建築と同じ)。→ 日本統治時代の近代建築物の歴史年表 最初(1895年から1930年代前半)は、「様式建築」と呼ばれる建物でルネッサンス様式で建てられた総統府が最も有名です。他には、監察院、台北賓館、国立台湾博物館、公賣局、台湾銀行などがこの時期の建物です。 2つ目(1930年代)は、「過渡期建築」で様式建築の雰囲気を残しながら現代的