職員に過重労働を強いることで悪評が絶えないAmazonだが、昨年11月に上司に休みを取ることを却下された職員が逆上し倉庫に放火、莫大な損害を生じさせた。このほどその職員に4年の実刑判決が下されたニュースがイギリスから伝えられた。 英メディア『Mirror』などが報じたところによると昨年11月4日、スタッフォードシャー州ルージリーにあるAmazon倉庫で勤務していたアドリス・アリ(22歳)は、チームリーダーに休日を申請したものの却下されたため、逆上して紙の束にライターで火をつけて放った。 約65,000平方メートルの倉庫の一角で上がった炎は、勢いをあげて床から天井まであっという間に広がった。他の職員らが消火活動を試みたが、激しい炎になす術もなく5分以内には1200人以上の職員が避難を強いられ、倉庫内にあった60万個以上の商品が台無しになった。その被害総額は730万ポンド(約10億7,000万