UPDATE カリフォルニア州バークリー発--Googleが提供している3次元表示が可能な地図表示ソフトウェア「Google Earth」を米国の複数の非営利団体が、森林伐採や大量虐殺といったさまざまな問題に対する世間の関心を高めるための新たなツールとして活用している。 例えば、非営利団体Appalachian VoicesのエグゼクティブディレクターであるMary Ann Hitt氏によると、多くの草の根団体が、4州にまたがる、広大なアパラチア山脈が炭鉱会社の採掘によって破壊されてきた様子を示すためにGoogle Earthの3次元地図を活用しているという。炭鉱業界は、山頂除去と呼ばれるプロセスの中で、より早く、より低コストで石炭を掘り当てるために爆発物で山頂を吹き飛ばしているという。その結果、周辺は汚染物質や廃棄物で埋もれ、川は干上がり、空気中にはばい煙が残存していると同氏は指摘する。
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