『パリよ、永遠に』フォルカー・シュレンドルフ監督インタビュー フランスを愛してやまないドイツ人名匠が、パリへの思いを語る #Volker Schlondorff 2015.03.11 第二次世界大戦末期、敗戦間近のナチス・ドイツを率いるヒトラーは、ある命令を下した。「パリを破壊せよ」。パリに魅了された男の屈折した思いによる暴挙だったが、1人の男がそれを阻止した。──戦争映画の傑作『パリは燃えているか』にも登場するエピソードを凝縮した本作は、運命の一夜の駆け引きをスリリングに描き、見る者の目を惹きつける。 監督は、カンヌ国際映画祭パルムドール(最高賞)に輝いた名作『ブリキの太鼓』の名匠フォルカー・シュレンドルフ。ドイツに生まれ、パリで学んだ彼に、本作に込めた思いを語ってもらった。 監督:長い長い話があるんだ。1955年まで遡る。つまり、戦後10年だね。やっとドイツから外国に旅行できるようにな