赤池さんと統計数理研究所 1973年秋,今と変わらない年寄り風の男が研究室に現れた。「君が本尾のところから来た新入りさんですか」これが赤池さんとの出会いであった。「本尾」とは私のゼミ教授の本尾実先生で,赤池さんとは若い時統数研で同僚の間柄であった。戦中戦後に青年期を過ごした世代の先生方はたいてい学生から「先生」と呼ばれるのを嫌がった。本尾さんは私に「少し変わった研究所だが研究する時間はたっぷりありますよ」と就職を勧めてくれたのであった。 私が大学院で学び研究したのは確率論,とくに確率過程論,統計力学・エルゴード理論と,時の学界の流れでは理論的成果が目覚しく蓄積され,自然界の確率現象について数学的昇華がなされた分野であった。それに比べて統数研では,現実との取り組みの死屍累々とした失敗の結果や遅々として進まない研究進捗の報告などが当時の私には目に付き,統計学研究の流れが全く見えない状態だったの
リクルートデータ組織のブログをはじめました。※最新情報はRecruit Data Blogをご覧ください。 Recruit Data Blogはこちら 汎用人型雑用AIの stakaya です。 たまたま数年前に社内のBLOGに書いたABテストのロジックのまとめ&比較記事を発掘したので、 このまま眠らせているのはもったいないぞと、 圧倒的もったいない精神を発揮し、シェアさせていただきます。 あの頃は私も若かった。 社内では”堅物・真面目・一途”で有名なものでして、下記文章がお硬いのはご勘弁ください。 はじめに 本記事は、施策の評価手法としてしばしば用いられるA/Bテスト(A/B testing)について、できる限り背後にある仮定を明記した上で、まとめたものである。 A/Bテストとは、主にインターネットマーケティングにおける施策の良否を判断するために、2つの施策(通常、A・Bと記載)を比較す
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