KREVAがソロデビュー10周年を記念して、ベストアルバム「KX(ケイテン)」をリリースした。これを受けてナタリーでは10年間にわたってシーンの第一線を走り続けてきた彼への単独インタビューを実施。そのヒップホップ観や人生観から、この夏のKICK THE CAN CREW名義での夏フェス出演経緯に至るまで、たっぷりと語ってもらった。 取材・文 / 大山卓也 そうですね(笑)。10年やってきて、認知度が上がっているという実感はあるんです。だけど曲を買っていたり持っていたりする人はまだまだ少ないと思うので、この機会にほぼ全部がわかるこういうベスト盤が出るのはいいかなと思って。 ──この10年を振り返ってみて長かったですか? それとも短かった? うーん、今を自分が想定している“高み”に到達する道の途中だとして、「まだここ?」っていう気持ちもあるし「あっという間に10年だな」っていう気持ちもあるし。