視点・論点 一覧へ戻る アベノミクスは日本売りに過ぎない 私は安倍晋三総理を自民党時代より人柄の良さと、又父上の安倍晋太郎氏にはかつて私が安倍派に所属し、薫陶を受けたことからも弟のように思ってきました。最初の総理就任時は小泉前総理の政策を踏襲し、日本の社会及び経済構造を壊したまま終わってしまい、残念に思っていましたが再登板の機会を得、少なからず今度こそと期待をしていました。 しかしアベノミクスなる文言でマスコミにもて囃され、怪しい雰囲気が漂ったころから私はことある毎に本人、もしくは側近に「思い切った金融政策も良いがそれだけではダメだ。小泉改革以降、ガタガタにしてしまった社会・経済構造を腰を据えて立て直し、実体経済を良くしなければならないんだぞ」と何度も警告してきましたが、残念ながら予感は的中してしまいました。株価は(外国人投資家やヘッジファンドの日本株買いにより)急上昇、その後急降下し、現