ホーム コラム 『あつまれ どうぶつの森』は生活シミュレーションではなく現実そのものだった。発売から半年を経て見えてきた真の姿 読書の秋、食欲の秋、運動の秋、『あつまれ どうぶつの森』(以下、あつ森)の秋。皆様いかがお過ごしだろうか。時の流れは早いもので、私が『あつ森』のコラムを本誌に掲載してから既に5か月が経過した(当該記事)。前稿において私は本作に対し、シリーズのテーマである「スローライフ」を、デイリーで発生するイベントとクラフト要素、そして現実の時間とリンクさせたアンロックのシステムによって見事実現しているという感想を述べた。生活とは機械的なルーティンでありながら、同時に創造的なインタラクションに満ちている。長きにわたりシリーズが辿った変遷の果てに、ようやくそれはゲームの中に実現したのだと。だが更に4か月間ゲームをプレイし続ける中で、また異なる感覚を抱くに至った。本稿は「現実を拡張す
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