東京都内の郵便局の幹部2人が3年前、5億円を超える切手を不正に持ち出して換金したとして懲戒解雇された問題で、警視庁はこのうち、49歳の元課長を業務上横領の疑いで逮捕しました。 逮捕されたのは、東京 港区にある芝郵便局の元会計担当課長、細畑真佐樹容疑者(49)です。 警視庁によりますと、元課長は2017年3月までのおよそ1年間に、封筒などに切手を貼る代わりに料金を一括して支払う「料金別納」郵便の支払いに使われた切手、9400万円分を不正に持ち出し、金券ショップで換金したとして業務上横領の疑いが持たれています。 支払いに使われた切手は本来、消印を押したうえで職員が部長の立ち会いのもとで細断し、処分する決まりになっていましたが、芝郵便局では当時、こうした手続きを行っておらず、元課長は切手を100回以上にわたって、無断で持ち出していたということです。 3年前、都内の別の郵便局の幹部を含む2人が、合