前回のエントリーでは統計データに見られる相関関係の解釈の観点から「人口デフレ論」に触れたので、今回はなぜ人口減少がデフレ要因になりうるのか?という観点から「人口デフレ論」について考察してみたい。(まあ内容は昔のエントリーの焼き直しだが、、) ちょうど「小峰隆夫教授による「人口オーナス」と「人口減少デフレ説」(藻谷浩介氏)の違い」というtogetterが注目されていたので引用して見ると、人口デフレ論に対する否定的な意見としてよく見られるものの一つは以下のようなものだろう。 岡山で「人口オーナス下の日本経済」の講演。人口減少と市場規模について「人口減少は年に0.5%前後なのだから、一人当たり所得の伸びがこれを上回れば市場規模は縮小しない」と説明。現場の経営者の方はこれに納得せず「現に縮小しているではないか」という質問。 http://togetter.com/li/314041 つまり人口が減