「ブラック企業が社会を豊かにする」という刺激的なタイトルの記事がアゴラに掲載され、注目を集めている。 タイトルからして釣り狙いにも思える記事だが、まあ折角なので釣られてみる。 著者の主張をかいつまんで引用すると 現在の安定期の企業を見ても、創業期〜成長期に、今の基準でブラックじゃない企業なんて存在しません。 ぶっちゃけて言えば、ソニーも、ホンダも、成長期の間は滅茶苦茶なブラック企業。 - 成長期の企業から見れば、安定期に入った大企業は強大ですから、それに対抗するには他に策は少なく、成長期の企業が、前を行く安定期の企業を倒そうと足掻くと、気づけばブラック企業になってしまいます。 - つまり、ブラック企業というのは決して特殊ではなく、単純に安定期以外の企業はブラック企業になるわけです。 - 日本では衰退期の企業が淘汰されずに残るという別の問題があるのですが、それを除けば、成長期の企業がブラック