Vista EnterpriseやVista UltimateとともにLinuxなどをインストールし、Linuxのブートローダを使ってデュアルブートにしているようなシステムでは、SP1インストール時に問題が発生する場合がある。問題はMicrosoft認定のブートローダを使用していなかったり、ブートプロセスに承認されていない変更を行っていたりするケースで、このような場合SPがシステムのトラストチェーンを無効化してしまい、TPMがハードディスクをアンロックするキーを発行してくれなくなってしまう。 BitLockerを走らせていない場合、Vista専用のブートローダに戻し、SPをインストールした後、ほかのブートローダを再インストールすればokだ。BitLockerを走らせていたり、またトラステッドコンピューティング処理がそのまま続行された場合は、残念ながら面倒なことになりそうだ(apcmag.c