8日、マンチェスター・Uのサー・アレックス・ファーガソン監督が今シーズン限りでの退任を発表。後任には、エヴァートンのデイヴィッド・モイーズ監督が就任した。ファーガソンと同じグラズゴーで生まれた指導者モイーズとは、どんな人物なのか。ワールドサッカーキング0117号に掲載された記事「モイーズ・イズム」から一部掲載。関係者の言葉からモイーズの人物像に迫る。 文=サイモン・ハート 翻訳=田島 大 2012年12月9日、デイヴィッド・モイーズが率いるエヴァートンは上位争いのライバルであるトッテナムをホームに迎え、1点ビハインドのまま90分を迎えようとしていた。しかし、そこから立て続けに2ゴールを決めて、デイヴィッド・モイーズの不屈の精神を体現してみせた。劇的な逆転勝利を飾った試合後、DFのシルヴァン・ディスタンは興奮気味にこう話した。「信じることも、戦うことも決してやめない。これこそが、エヴァートン