顎関節症(がくかんせつしょう、英: Temporomandibular joint disorder)とは、顎関節部や咀嚼筋などの疼痛、関節音、開口障害といった症状が出る疾患である。顎運動異常を主要症候とする疾患群の総括的診断名であり、その病態には咀嚼筋障害、関節包・靭帯障害、関節円板障害、変形性関節症などが含まれるとされている。 歴史[編集] 顎関節症は、かつて、Costen syndrome[1]あるいはTemporomandibular joint arthrosis[2]のほか、Myofascial pain dysfunction syndrome[3],Internal derangements of temporomandibular joint[4]などと呼ばれていたが、それらは顎関節症と同一のものと考えられている。現在まで、その他に英語名と日本語名をあわせて20種類以上の