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ブックマーク / knqyf263.hatenablog.com (8)

  • spliceを使って高速・省メモリでGzipからZIPを作る - knqyf263's blog

    良い話を含むので概要の最初だけでも読んでもらえると幸いです。この話が実用的かと言うと多分全然実用的ではないので理解しても仕方ないかなと言う気がします。 概要 ファイルフォーマット gzip 10-byteのヘッダ 拡張ヘッダ ファイル体 フッタ(trailer) zip ローカルファイルヘッダ Data descriptor セントラルディレクトリエントリ セントラルディレクトリの終端レコード gzipからzipへの変換 gzipヘッダの処理 gzipファイル体の処理 gzip trailerの処理 複数gzipファイルの連結 PoC まとめ 概要 先日Dirty PipeというLinuxカーネルの脆弱性が公表されました。 dirtypipe.cm4all.com この脆弱性の原理自体も面白いのですが、その前に報告者の組織で行っているGzipZIPの処理で引っかかったのでまず先にそち

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  • 20分で分かるDirty Pipe(CVE-2022-0847) - knqyf263's blog

    極限まで詳細を省けば何とか20分で雰囲気だけでも伝えられるんじゃないかと思って書きました。書き終えてから見返したら多分無理なので誇大広告となったことを深くお詫び申し上げます。 背景 概要 脆弱性の影響 ページキャッシュやsplice パイプ マージの可否 下準備 攻撃手順 まとめ 背景 先日Dirty PipeというLinuxカーネルの脆弱性が公表されました。 dirtypipe.cm4all.com Linuxのパイプに関する脆弱性なのですが、仕組みは意外とシンプルでぎりぎりブログでも伝わるかもしれないと思ったので自分の理解を書きました。あといつも細かく書きすぎて長くなるので、今回は雰囲気だけでも伝わるようにとにかく説明を簡略化し、ふわっとした概要だけでも理解してもらえるように頑張りました。その結果、若干正確性に欠ける部分があるかもしれませんがお許しください。細かい部分はまた別の記事でま

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  • Dirty Pipe(CVE-2022-0847)の発見経緯が面白かった - knqyf263's blog

    最初に断っておくと今回は万人向けの記事ではないです。面白かったので自分が忘れないようにまとめているだけです。 記事の位置付け はじめに 発見経緯 CRCのエラー HTTPアクセスログ 壊れたgzipのtrailerを見てみる 壊れたファイルの法則性 月次ログファイルの生成 Linuxカーネルのバグの可能性 バグ混入の歴史 ログ破損の原因 8バイトの謎 PoCの制約 まとめ 記事の位置付け Dirty Pipe(CVE-2022-0847)三部作の最後です。ダークナイト三部作で言うとダークナイト ライジングにあたります。ダーティとダークって似てませんか。 spliceを使って高速・省メモリでGzipからZIPを作る 20分で分かるDirty Pipe(CVE-2022-0847) Dirty Pipe(CVE-2022-0847)の発見経緯が面白かった(記事) 上の1, 2を前提知識と

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  • Terraform, Dockerfile, KubernetesなどIaCの脆弱な設定をCI/CDで検知する - knqyf263's blog

    概要 自分の所属企業であるAqua SecurityがTFsecというOSSを買収しました。 blog.aquasec.com TFsecはどういうツールかというとTerraformの静的解析スキャナーです。Terraformの設定ファイルを渡すことでセキュリティに関する設定ミスを主に検知してくれます。 github.com そのアナウンスに伴い、TFsecは自分が開発している脆弱性スキャナーであるTrivyに統合されました。TrivyではTerraformに加えDockerfileやKubernetesなど、いわゆるInfrastructure as Code(IaC)の設定ミスを検知するマネージドポリシーも提供しています。他にもJSONやYAMLなど一般的なファイルフォーマットに対応しているため自分でポリシーを書くことでそれらの検知にも使えます。CloudFormationやAnsib

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  • 英語ミーティングを乗り切るために身につけたバッドノウハウ - knqyf263's blog

    周りを見ていると何の苦もなく英語社会に適応しているわけですが、日々苦しんでいる人の奮闘記があっても良いのではないかと思って書きました。残念なエピソードを晒すことで実は自分もこうやって乗り切ってましたという人が現れお互いに助け合えることを期待しています。 概要 前提 バッドノウハウ 質問編 聞き取れなかった時にSorry?と聞き直さない 聞こえたところまで繰り返す 可能性のある質問全てに答える Do you mean ~ ? で可能性を潰していく うかつにYES/NOで答えない 他人に振ってみる 良い質問ですねぇを使う 何か言いそうな雰囲気を出して時間を稼ぐ 発言編 How are you?を速攻でキメる Can you hear me? Can you see my screen? に率先して答える How are you?にHow are you?で返す 発表編 話し続ける 質問が出ない

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  • Semantic Versioningの闇 - knqyf263's blog

    今回も誰も興味ないシリーズなので今まで書いてこなかったのですが、Semantic Versioningに関して幻想を抱いている人がいる可能性があり、そういう方にどうしても現実を知っておいて欲しかったので書きました。3行要約(と可能なら余談)だけでも読んでいただけると幸いです。 3行要約 Semantic Versioning 2.0.0にはバージョン"比較"の定義はあるが、バージョン"制約"(>= 2.1.3みたいなやつ)の定義がない その結果、同じsemver準拠ライブラリでも制約の解釈が異なり結果が真逆になる というかそもそもsemver使ってるエコシステムが少なすぎる 背景 セキュリティアドバイザリでは特定のバージョンが脆弱であることを示すためにバージョン制約が使われることが多いです。例えば >=1.2.0 <1.2.6みたいなやつです。この場合、1.2.5は脆弱だが1.2.6は修正

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  • OSSエンジニアを1年やってみた所感 - knqyf263's blog

    最近脆弱性の話とか業と一切関係ないことを書いていたので、今回は業に関する話です。 前提 所感 楽しい やりがいがある 実績になる 得意な形でアウトプットできる 勉強になる 深く特定領域を学べる 得た知見を公の場で共有しにくい 広く触れない(可能性がある) なぜ会社としてOSSをやるのか?ということを真剣に考えられる 市場の熟成 有料化のしやすさ 品質の向上 カンファレンスでの発表 ファンを作る 会社の売上に貢献できる方が精神的に楽 ユーザからのフィードバックが助かる メンテナンスコストが高くなる 方針を決められなくなる 宣伝は必要 まとめ 2019/08/01にOpen Source Engineerという肩書になってから既に1年が経過しました。そういうポジションの人はまだ日では少ないんじゃないのかなと思ったので何か参考になればと所感を書いておきます。ちなみに最初の頃Open Sou

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  • 趣味で作ったソフトウェアが海外企業に買われるまでの話 - knqyf263's blog

    今回はソフトウェアエンジニアじゃない人や学生にも、ソフトウェアエンジニアという職業には夢があるかもしれないと思ってもらうために書いています。そのため既に詳しい方からすると回りくどい説明も多いと思いますがご容赦下さい。 基的に記事とかには技術的なことしか書かないスタンスでやってきましたが、今回の件はさすがに誰かに伝えておくべきだろうということで長々と垂れ流しました。 概要 GW中に趣味で開発したソフトウェアを無料で公開したところAqua Securityという海外企業(アメリカとイスラエルが社)から買収の申し出を受け、最終的に譲渡したという話です。さらに譲渡するだけでなく、Aqua Securityの社員として雇われて自分のソフトウェア開発を続けることになっています。つまり趣味でやっていたことを仕事として続けるということになります。 少なくとも自分の知る限り一個人で開発していたソフトウェ

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