インターネットを使った市販薬の販売が、最高裁判所の判決で事実上解禁されたことを受けて、ネット販売での新たな安全対策のルールを作ろうと、厚生労働省の検討会が14日から始まりました。 インターネットを使った市販薬の販売は、これまで一部の薬を除いて一律に禁止されていましたが、先月、最高裁判所が「国の規制は無効だ」という判決を言い渡し、事実上解禁されました。 これを受けて厚生労働省は、ネット販売での新たな安全対策のルールを作ろうと、ネット販売の業者や消費者団体、それに有識者などを集め、14日から検討を始めました。 会合ではまず田村厚生労働大臣が、「利便性と安全性について議論していただき、なるべく早くルールを示してほしい」と述べました。 会合では消費者団体から、「ルールも規制もないなか、ネットで売られており不安だ。ネット販売の利便性は認めるが、医薬品はリスクがあるので、安全に利用できるか考えなければ