東日本は15日にかけて、列島の南岸を通過した発達した低気圧の影響で、記録的な大雪となった。朝日新聞社のまとめでは、14~15日夕に、雪による事故などで少なくとも21都府県で6人が死亡、916人が重軽傷を負った。川崎市では東急東横線で追突事故が起き、19人が軽傷。高速道路や新幹線、特急などが動かなくなるなど、交通網は大きく乱れた。 15日の積雪は、甲府市で114センチとなり、1998年の観測記録の49センチを大幅に更新。群馬県草津町148センチ、前橋市73センチ、埼玉県秩父市98センチ、同熊谷市62センチなども含め、計15カ所で観測記録を更新した。東京都心は45年ぶりの大雪となった8日と同じ27センチ。横浜市も28センチ。 中日本高速道路によると、東名高速では14日夜から、神奈川県内の下り線と静岡県内の上り線で、それぞれ渋滞が発生。渋滞中に雪がさらに積もって車が動けなくなったといい、いずれも