学校法人「森友学園」(大阪市)への国有地売却問題をめぐり、自民党参院議員の鴻池(こうのいけ)祥肇(よしただ)元防災担当相が1日、記者会見した。学園が土地交渉をしていた2014年4月ごろ、議員会館事務所を訪ねてきた同学園の籠池泰典理事長夫妻から「紙に入った物」を差し出され、「これでお願いします」と言われたことを明らかにした。 鴻池氏は受け取らなかったと説明。「一瞬で金だとわかった」と話したが、中身が現金かどうかは確かめなかったという。報道陣に「(趣旨は)土地取得の件についてか」と問われると、「知らない。きっとそうだろう」と述べた。 鴻池氏によると、籠池理事長とは、知人から学園での講演を頼まれたのがきっかけで知り合った。その後、籠池理事長は神戸市の鴻池事務所に出入りするようになったが、直接会ったのは3回ほどで、そのうち1回が議員会館への訪問。紙に入ったものを差し出されてからは「出入り禁止にした