中学生が乳幼児や母親と交流する「赤ちゃんふれあい授業」が、京都府京丹波町市場の和知中であった。生徒たちは赤ちゃんを抱っこしたり、母親から子育ての体験談を聞いたりしながら、命の尊さを学んだ。 府の「子育て学習プログラム」の一環で、新型コロナウイルスの影響で3年ぶりに開催。0歳の赤ちゃんと母親2組が14日、同中を訪れ、授業には2年生14人が出席した。 生徒たちは手指の消毒の後、赤ちゃんを順番に抱っこした。人見知りが始まったばかりの赤ちゃんが泣いてしまう場面もあったが、どの生徒も優しい手つきで赤ちゃんをあやした。生徒の一人(13)は「泣いている赤ちゃんもかわいかった。将来役立つ話が聞けて良かった」と笑顔で話した。 男児(生後5カ月)と参加した母親(34)は「生徒たちに赤ちゃんはとてもかわいくて、大切なものだと感じてほしい」と話していた。
野洲市が来春から導入する新しい3中学校の制服。男女共通のブレザーで、性別に関係なくスラックスやスカートを選べる 滋賀県野洲市は11日までに、市内3中学校の生徒の制服について、来春から従来の男子の詰め襟、女子のセーラー服をやめて、男女兼用のブレザーに変更することを決めた。性別に関係なく、誰でも自由にスラックスやスカートを選べるようにし、心と体の性が一致しないトランスジェンダーの生徒らに配慮する。 関係者によると、男子もスカートも選択できるようにしたのは画期的で全国でもかなり珍しいという。 今回の変更は当事者の声を受け、各校の校長や生徒指導の担当者らを交えた制服検討委員会を昨年2月に立ち上げ、協議を重ねてきた。全校生徒や保護者らにアンケートを取り、防寒対策や動きやすさ、手入れのしやすさといった機能面からスラックス導入を求める声もあったという。 新しい制服のブレザーは3校共通のデザインで胸に付け
5月下旬にサンガスタジアム京セラ(京都府亀岡市)で催された東京五輪の聖火リレーの後、ピッチの芝生が変色した問題で、京都府の西脇隆俊知事は9日、芝生の復旧費用約1600万円について「大会組織委員会に負担を求めるのは厳しい」と述べ、全額を府でまかなう考えを明らかにした。 これまで西脇知事は費用の大半は府が負担するものの、一部は共催者である大会組織委に支払いを求める方針を示していた。 京都での聖火リレーは当時、新型コロナウイルスの緊急事態宣言が発令されていたことを受け、公道での走行を取りやめ、代替措置として同スタジアムのピッチ上に設けた周回コースで実施した。 ピッチには芝生が傷まないよう保護材が敷かれたものの、車両走行の負荷や降雨、高温多湿といった自然条件が原因で、周回コースに沿って芝生が黄色くなった。府は元通りに復旧するため、7月中旬から8月末にかけて芝生約1400平方メートルを張り替え、約1
京都府南丹市園部町の曽我谷地区に住む男性が、地元の集落から村八分のような扱いを受けたとして、同地区などに対し、区民であることの確認や慰謝料など340万円の支払いを求める訴えを21日までに京都地裁に起こした。 訴状によると、同地区は南丹市区設置規則によって設置され、39世帯ほどが暮らす。男性は1975年に結婚し、同地区に住む妻の両親と養子縁組をした。83年に長岡京市から同地区に移り住み、消防団長や農家組合長などを歴任したが、2001年に離婚、妻の両親とも離縁した。男性はその後も地区で暮らしているが、道であいさつしても住民から無視され、自分が出したごみだけが回収されなかったり、地区の行事連絡や市の配布物が来なくなったりした。また、土砂災害警戒区域などが多い同地区に対し、市が各戸に防災無線を無料設置することになったが、同地区は男性だけを除外して市に申請したため、男性宅には設置されなかったとしてい
5月にサンガスタジアム京セラ(京都府立京都スタジアム、京都府亀岡市)で催された東京五輪の聖火リレーに伴い、ピッチの芝生が変色した問題で、府は19日、完全復旧に向け芝生の張り替え作業を始めた。費用は約1600万円で、府が大半をまかなうが、共催の大会組織委員会にも一部負担を求めている。 スタジアム内での聖火リレーは、緊急事態宣言発令を受け、府内16市町の公道を巡る計画の代替措置として実施。5月25、26の両日、ピッチ上に設けられた200メートルの周回コースをランナー約180人や中継車などが走行。芝生が傷まないよう保護材を敷いたものの、コースに沿って黄色く変色した。 今回張り替えるのは約1400平方メートルで、スタジアム内の芝生全体の2割に当たる。作業はおおむね1週間で終えるという。 府によると、専門家の調査では、聖火リレー時の車両走行の負荷に加え、開催日前日の降雨やその後の好天に伴う高温多湿と
滋賀県野洲市の大型物販施設「鮎家(あゆや)の郷(さと)」跡地に、福岡県の食品メーカー「かねふく」が運営するめんたいこのテーマパーク「めんたいパーク」がオープンすることが16日分かった。関西では神戸に続き2カ所目となる。同社は「多くの地元の皆さんに来ていただき、めんたいこに慣れ親しんでもらいたい」としている。
日本郵便(東京都)は11日、宅配便「ゆうパック」約400個を配送中のトラックで車両火災が起きた、と発表した。荷物は11日中に大阪府河内長野市か大阪府大阪狭山市に届く予定で、すべて燃えたとみられるという。運転手にけがはなかった。 日本郵便近畿支社(大阪市中央区)によると、11日午前5時半ごろ、堺市内を走行中の4㌧トラックから出火した。トラックには新大阪郵便局(大阪市此花区)で仕分けされ、河内長野郵便局と大阪狭山郵便局へ配送する荷物が積まれていたという。配送は別の業者に委託しており、火災原因は今後、調査する。 荷物の宛先は、郵便番号が586か589から始まる地域。問い合わせは日本郵便のお客様サービス相談センター、0120-232886=固定電話用=か、0570(046)666=携帯電話用=へ。
9日日中、京都市中心部を流れる鴨川の賀茂大橋下流付近に、野生のシカが現れ、散策していた市民を驚かせた。 賀茂大橋は、鴨川と高野川が合流する出町柳のすぐ下流にあり、付近は市街地が広がって野山はない。シカは、数キロ上流の山間部から川を下って来たとみられる。成体とみられ、9日朝から付近にいたという。 シカは、人を恐れる様子もなく、草を食べたり、鴨川の水を飲んだりしていた。通りがかった人たちは、「奈良公園みたい」とスマホで撮影するなどしていた。
J2第16節の京都サンガFC‐甲府が行われた30日、会場となった京都府亀岡市の府立京都スタジアム(サンガスタジアム京セラ)では、芝生が長方形を描くように茶色く変色した様子が目立った。25、26日にスタジアム内で東京五輪の聖火リレーが行われ、芝生保護材を敷いた上をランナーや報道車などが計約8時間走行していた。 スタジアムの指定管理者によると、日照量の不足や重みによるダメージで変色したと考えられるという。試合前のチェックではボールの転がりなどに問題はなく、サンガのMF松田天馬選手は「全然問題なかった。色が違ったけどしっかり芝生も敷いてあったので影響はなかった」と話した。スタジアム長は「緑に復活する可能性もある。再生へ最善を尽くしたい」とした。
天ケ瀬吊橋付近の私有地でバーベキューをする若者や家族連れ(4日午後1時50分ごろ、宇治市宇治)=画像の一部を加工しています 宇治川に架かる天ケ瀬吊橋(つりばし)(京都府宇治市宇治)周辺にある火気厳禁の公園や私有地で、バーベキューが盛んに行われている。放置されたごみが散乱し、地元住民らは「本当にマナーが悪い。やめてほしい」と訴えている。 大型連休中の4日午後2時ごろ、記者が現地へ向かうと、乗用車約80台が路肩などに止まっていた。約9割は京都ナンバーで、府民とみられる多くの若者や家族連れが、右岸の空き地を中心にバーベキューを楽しんでいた。 6日午前10時半ごろに改めて訪れると、空き缶や割り箸、紙皿などが散乱していた。付近を毎日散歩しているという男性(71)は、春や秋の休日には以前からごみが多く捨てられていたが「今回の量は例年以上」といい、「新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言で休業す
「餃子(ぎょうざ)の王将」を展開する王将フードサービスは、新商品「にんにく激増し餃子」を19日から発売する。新型コロナウイルスの影響でマスク着用や対面を避ける行動様式が定着し、ニンニク臭への抵抗感が弱まる状況を商機ととらえ、「第3の餃子」として投入する。 同社では、2019年に「にんにくゼロ生姜餃子」を発売。臭いが気にならないと女性や営業回りの会社員などから好評だった。ゼロ餃子と対極的な新商品は、通常より2倍以上の青森県産ニンニクを使用。担当者は「かなりインパクトがある味に仕上がった」と出来に自信をみせる。 1人前6個入りで、店内価格297円、テークアウトは291円。北海道を除く全国の「餃子の王将」と一部店舗を除く「GYOZA OHSHO」で順次販売する。
緊急事態宣言ならぬ緊急「移住」宣言を発令-。京都府南丹市は、新型コロナウイルス禍で、密を避けられる地方への関心が高まっているのを踏まえ、「緊急移住宣言」と銘打ったポスターを作った。過疎を逆手に取り、「住むだけでディスタンス」と遊び心たっぷりに魅力を訴えている。 同市への移住促進を目的に、縦80センチ、横60センチのポスターを100枚作成。自然豊かでバーベキューができる庭付きの住環境を念頭に「毎日がアウトドア」、家庭菜園などを楽しめることから「気付いたら勝手に外出自粛」と、南丹での暮らしぶりを表現する。 密集とは縁遠い半面、お裾分けの習慣が残ることから、「心の距離は濃厚接触」と、コロナに絡めたユーモアもちりばめる。 一方で、山間部もインターネット環境は良好で、リモートワークに適していると強調。京都市のJR京都駅までは山陰線の快速で約30分、神戸市や大阪府も遠くないと、利便性の良さもPRしてい
琵琶湖の北湖で酸素を多く含む表層の水が下層の水と混ざり合う「全層循環」が2年連続で確認されていない問題で、滋賀県の三日月大造知事は2日、全層循環が3年ぶりに確認されたと定例会見で明らかにした。全層循環は「琵琶湖の深呼吸」と呼ばれるが、未完了が原因とみられる湖底の低酸素水域の拡大で、生態系への影響が懸念されていた。 県によると、高島市今津沖にある水深90メートルの第一湖盆で、調査5地点で、1リットル当たり10ミリグラム前後の酸素濃度を1日に観測した。三日月知事は「地球温暖化の影響に危機感があるが、全層循環が確認できてほっとした」と述べた。 全層循環は、冬場の冷え込みで酸素を多く含む表層の水が比重を増し、下層の水と混ざり合う現象で、生態系の維持に不可欠とされる。昨年は第一湖盆で水深80メートルまでしか表層の水が到達せず、2019年に続いて全層循環が未完了だった。イサザなどの湖底の生物への影響が
法律を作っても効果ないと政府自ら認める ではなぜ急ぐ、種苗法改正案の採決 2020年11月17日 12:30 11月12日の衆院農水委員会。農産物の国産品種の海外流出防止を目的とした種苗法改正案について、政府は「(流出を)止めることは難しい」と答弁した。 法律を作っても効果はない、と自ら認めた。なぜこんなことになるのか。 日本で開発された果物などの種や苗が国外に持ち出され、栽培されている実態は確かにある。 これに対して国が用意したのが種苗法改正案だ。 現行法は、農産物の新品種を開発・登録した人の知的財産権を保護するが、農家が自分で種や苗を購入して収穫し、翌年から自分の農地で使う「自家増殖」は認めている。 改正法案は、新品種のうち「登録品種」については自家増殖を原則的に禁止する。農家を萎縮させ、農業の伝統や流儀に大きな影響があると懸念されている。 そもそも、国内農家の自家増殖を禁ずれば種や苗
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