2013年2月13日のブックマーク (1件)

  • ゾイデル海の水防とローレンツ

    以下の文章は中央公論社発刊の雑誌「自然」1960年1月号より引用した。 朝永振一郎 著 「ゾイデル海の水防とローレンツ」 1953年にオランダの大物理学者、H・A・ローレンツの生誕百年祭があった。この機会に招かれてオランダに行ったが、そのとき、ローレンツがゾイデル海のダム建設に一役買ったことを知って大いに興味を感じた。先日、このことについて雑誌『科学』に短いものを書いたが、なおひろく人々に知ってもらいたい気がしきりとするので、『自然』から原稿依頼のあった機会に少し詳しく述べさせていただく。 1 ご承知のようにオランダは海よりもひくい国である。したがって国のまわりは堤防でかこまれている。それにもかかわらず、しばしば水害に見舞われ、そのたびに、多くの犠牲者を出した。1916年1月には北海からひどい高潮がおそってきて、ゾイデル海のまわりの堤防がニカ所やぶれ、アムステルダムの北方地方に大洪水がおこ

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    active_galactic 2013/02/13
    異分野でも活躍するローレンツの底力もさることながら、議会が工学系ではなく物理学者をトップにした経緯が気になる