印刷 関連トピックス南スーダン 日本たばこ産業(JT)が28日発表した2011年4〜6月期決算は、東日本大震災で一時、たばこの供給が止まった影響を受け、営業利益が前年同期比9.5%減の719億円となった。純利益は2.4%増の227億円だった。 JTは工場や物流施設が被災したため、たばこ全製品の出荷を一時停止し、品目を絞って徐々に出荷を再開する措置をとった。増税の影響もあり、国内のたばこ販売数量は前年同期比48.8%減の184億本とほぼ半減した。 JTは同日、スーダンと独立した南スーダンでたばこ事業を展開する現地大手、「ハガー・シガレット・アンド・タバコ・ファクトリー」を4億5千万ドル(約350億円)で買収すると発表した。国内需要の落ち込みを新興市場で補うことをねらう。