【ワシントン=山田哲朗】国際宇宙ステーション(ISS)へ物資を運ぶ米スペースX社の無人宇宙船「ドラゴン」が、30日(日本時間5月1日)にケープカナベラル空軍基地(フロリダ州)から打ち上げられることになった。 米航空宇宙局(NASA)が16日、審査会を開いて安全性などを確認し、決定した。 ドラゴンは、同社のロケット「ファルコン9」に載せて打ち上げられ、5月3日にISSへのドッキングを試みる。民間の宇宙船では世界初の挑戦で、成功すれば宇宙開発は新時代を迎える。 スペースシャトルの引退に伴い、米国はISSへの物資・人員の輸送を民間企業に任せる方針を決めている。スペースXのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は16日の記者会見で、「3年以内に宇宙飛行士も乗せたい」との考えを明らかにした。