森山農林水産大臣は閣議のあとの記者会見で、伝統的な農業の保護などに取り組む地域を認定する「世界農業遺産」の日本版として「日本農業遺産」を新たに設けると発表し、来年3月をめどに第1弾の認定を行う見通しです。 森山農林水産大臣は12日の閣議のあとの記者会見で、この世界農業遺産の日本版として、今年度から「日本農業遺産」の制度を新たに設けると発表しました。 「日本農業遺産」は世界農業遺産の認定基準をもとに、自然災害や生態系にしっかり対応していることや、農産物の加工や販売までを手がける「6次産業化」を進めていることなど、日本独自の基準も加えて審査され、農林水産省は来年3月をめどに第1弾の認定を行う見通しです。 森山大臣は「日本農業遺産の創設で、古くから営まれている農林水産業のスタイルを、わが国の潜在的な魅力を伝える新たな観光資源として国内外に注目してもらえるようにしたい」と述べました。
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