「国際リニアコライダー」と呼ばれる巨大な実験施設をめぐり、超党派の議員連盟は柴山文部科学大臣に、政府として日本への誘致に前向きな姿勢を示すよう要望しました。 宇宙が誕生した直後の状態を再現する巨大な実験施設、「国際リニアコライダー」をめぐっては、東北の北上山地への誘致活動が進められている一方、日本学術会議は去年12月、成果が経費負担に十分見合わないという見解を出しています。 来月上旬には実験施設に関する国際会議が都内で開かれることから、28日、超党派の議員連盟のメンバーが柴山文部科学大臣と面会しました。 そして実験施設は、日本の科学技術の発展につながるものだとして、来月の国際会議で誘致に前向きな姿勢を示すよう要望しました。 これに対し、柴山大臣は「国際会議では現時点での建設計画に対する政府の見解を示したい。現在、関係省庁と連絡を取り合って内容を検討している」と述べました。 このあと、議員連