戦没者の遺骨取り違え問題を受けて、厚生労働省は、シベリアだけではなく南方の戦地でも取り違えの可能性が指摘されていることから、今後、南方で収集されたおよそ1000人分の遺骨についてもDNA鑑定を行い、日本人のものかどうか改めて確認する方針を決めました。 遺骨収集事業では、シベリアだけではなくフィリピンで収集した一部の遺骨についてもDNA鑑定した専門家が「日本人ではない」と指摘していたほか、パプアニューギニア東部のブーゲンビル島で収集された遺骨についても鑑定書を見た複数の専門家が「子どもの骨が混ざっている可能性が高い」などとNHKの取材に証言しています。 このため専門家チームは、これまでに南方の戦地で収集されDNAを抽出している995人分の遺骨についても、来年度以降にDNA鑑定を行い、日本人のものかどうか改めて確認する方針を決めました。 南方で収集された遺骨は、身元の特定につながる遺留品などが
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