公営ギャンブル以外の賭博が禁じられている中で、スマートフォンなどから金銭を賭ける「オンラインカジノ」へのアクセスが増えている。新型コロナウイルス禍の自粛生活の影響や、24時間遊べる手軽さが背景にあるとみられ、日本はすでに「隠れカジノ大国」と分析する専門家もいる。ギャンブルを合法とする海外で運営され、捜査が困難だとして事実上野放しにされている現状も無視できない。 日本からのアクセス数は1年で5倍にスマートフォンからオンラインカジノの比較サイトを閲覧すると、こんな言葉が躍る。《日本人気ナンバーワン》《初回入金サービスも》。安心安全をうたうもの、無料プレーをアピールするものもあり、サイトの盛況ぶりがうかがえる。 日本では近年、オンラインカジノの利用者が増加。デジタル分析支援会社「シミラーウェブジャパン」(東京)の調査では、日本からの主要オンラインカジノへのアクセス数は、2019年4月は月間約14