15日、東急東横線の駅で起きた電車の追突事故で、追突した電車のブレーキは雪への対策を取ったタイプだったにもかかわらず国の基準で求められる性能を果たしていなかったことが分かり、国の運輸安全委員会はブレーキの雪対策などに問題がなかったか調べています。 15日未明、川崎市にある東急東横線の元住吉駅で、止まっていた電車に後続の電車が追突して乗客19人がけがをしました。 東急電鉄によりますと、追突した電車のブレーキは、最高速度で走行しても原則600メートル以内で止まることができるという国の基準を満たした性能だったうえに、雪が降った際、ブレーキパッドという部品を車輪に軽く押し当てた状態で走行することで車輪とブレーキの間に雪が入りにくくするタイプだったということです。 しかし、追突した電車は最高速度を30キロほど下回る時速80キロ程度で走行中に非常ブレーキをかけたのに基準どおりには止まらず、およそ600