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当連載は、日本在住15年の〝職業はドイツ人〟ことマライ・メントラインさんが、日常のなかで気になる言葉を収集する新感覚日本語エッセイです。 名詞「帝国」 「帝国」は特にフィクション世界で大人気の単語であり、基本的に属性は悪だ。 「帝国」の定義は難しい。万人による万人のための客観的主観性の集大成である Wikipedia はいろいろと問題のある存在だが、この手の事案については絶妙なバランス感覚を見せる。というか、定義にまつわる混迷と葛藤の本質が率直に示されていて中々よろしい。政体として皇帝が仕切っていることが必要条件というわけではないよという記述の細かさなどなど、大いに参考になる。要するに、「真面目に調べたり考えたりすると即座に沼るのが確実!」という現場の実態が実によくわかる。 そんなわけで、結局のところ日常の言語空間においては、帝国「そのもの」ではなく「帝国っぽい」サムシングが、思考触媒とし
他人のクレジットカード情報を悪用し、新幹線の特急券などを不正に購入してだまし取ったとして、茨城県に住む20代の会社員ら4人が逮捕されました。 容疑者の自宅からは200枚以上の切符が押収されていて、警視庁はオークションサイトなどで売りさばいていたとみて調べています。 いずれも容疑を一部否認しているということです。 逮捕されたのは、茨城県潮来市に住む会社員で中国籍の方※かん(26)容疑者ら4人です。 警視庁によりますと、ことし1月、他人のクレジットカード情報を悪用し、JR東日本の予約サイトで購入した新幹線の乗車券や特急券合わせて20枚、およそ9万5000円分をだまし取ったとして、私電磁的記録不正作出などの疑いが持たれています。 予約サイトで切符を購入すると、携帯電話などに送られたQRコードを自動券売機にかざすことで発券できる仕組みになっていて、4人は、サイトでカード情報を入力して購入する役や券
2023年は、世界一厳しい新型コロナウイルス規制から解き放たれた中国経済が、世界の成長エンジンとしてその力を発揮する一年になるはずだった。 だが、23年も半ばを過ぎようとしている今、中国経済は多くの問題に見舞われている。個人消費の低迷や危機的な不動産市場、輸出不振に加え、若年層の失業率は20%を突破し過去最悪を更新。地方政府の債務も膨らんでいる。こうしたひずみは世界中に波及し始めており、商品相場や株式市場などあらゆる面でその影響が見られる。 インフレ抑制を図る米連邦準備制度の利上げで米国がリセッション(景気後退)入りするリスクもあり、世界1、2位の経済大国が同時に低迷するとの見通しも強まっている。 さらに悪いことには、中国指導部は状況を好転させる大きな選択肢を持ち合わせていない。 大型の景気刺激策で需要を押し上げるという中国政府がこれまで採ってきた典型的な手法は、不動産や産業における大規模
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