Case: The Message from the Lungs 『万病の元』と言われるタバコ。喫煙によって引き起こされる病気は、がん、心筋梗塞、くも膜下出血など例を挙げればきりがありませんが、その中でも特に症状として現れやすいのが呼吸器系の疾患です。 タバコを吸い続けると、煙に含まれる有害物質によって肺の細胞が破壊され、呼吸機能が低下していくと同時に、タールが肺にべっとりと付着し、真っ黒な肺になってしまいます。 しかしどれほど体にとって有害だと分かっていても、やはりやめられないのがタバコの依存性。そこで人々の健康を推進するタイの政府組織・Thai Health Promotion Foundationは、『タバコによってどれだけ肺がダメージを受けるか』ということを喫煙者に訴えかけるキャンペーンを展開しました。 同団体はバンコクのチュラーロンコーン大学医学部に協力を依頼し、タバコを50年間