伐採した竹を違法に野焼きしたとして、兵庫県警が廃棄物処理法違反(焼却禁止)容疑で、淡路署地域課員だった男性警部補(57)を書類送検し、減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にしていたことが2日、情報公開請求や関係者への取材で分かった。 書類送検容疑は昨年8月9日、当時勤務していた淡路市内の駐在所の南にある竹やぶ(約760平方メートル)で、竹約7・7トンを違法に野焼きしたとしている。火は燃え広がり、隣の草地を含む約940平方メートルが焼けたが、けが人はなかった。 関係者によると、警部補は以前に駐在所近くの大木を伐採し、住民に「周囲の見通しが良くなった」と喜ばれたため、同様に竹やぶの整備を実行。地権者の許可を得て、自費で借りたショベルカーや自前のチェーンソーを持ち込み、非番日に約9カ月がかりで約7・7トンの竹を1人で伐採した。 過去に違法焼却事件を担当した経験があり、「野焼きはだめと分かっていたが