NASA=アメリカ航空宇宙局が開発を進めている無人の月面着陸機が、9日、フロリダ州で試験飛行のために離陸した直後に墜落して爆発、炎上する事故があり、その一部始終をカメラが捉えていました。 事故を起こしたのは、無人の月面着陸機「モーフィアス」で、9日午後、フロリダ州にあるケネディ宇宙センターで、試験飛行のためロケットエンジンを噴射して上昇を始めた直後に、突然、バランスを崩して墜落しました。 墜落した「モーフィアス」はその後、爆発して炎上し、大きく破損しました。 けがをした人はいませんでした。 「モーフィアス」はNASAが月面に物資を運ぶため、民間企業と共同で開発を進めているもので、燃料には液体酸素のほかに、比較的扱いやすいメタンを利用してコストダウンを図るなど、新たな技術の実用化を目指していました。 今回の事故について、NASAは「機器に不具合があり、バランスを維持できなくなった。今回の失敗