~ 話題のニュースを見たネットの反応 ~
2006年6月27日 名古屋大学、東京大学、国立天文台/総研大、宇宙航空研究開発機構、神戸大学、茨城大学の研究者たちからなる2つのチームが、すばる望遠鏡を用いて HD 142527 と呼ばれる若い星を撮影し、奇妙な形の原始惑星系円盤を発見しました。近赤外線から中間赤外線にかけて4つの波長で観測を行い、この円盤の構造や温度が詳しく解明されたのです。新たに発見された円盤はバナナ状の弧が向かい合った形をしており、以前に報告したドーナツ型やうずまき状の円盤などと併せると、惑星誕生の場である原始惑星系円盤がさまざまな形をとりうることが明らかになってきました。全体の形ばかりでなく、HD 142527 では星のすぐ近くにも内側の円盤が存在し、外側の円盤との間に「すきま」があるという特徴も分かりました。このすきまで既に惑星が誕生した可能性もあります。円盤の一部から外側に円弧状にうすく伸びる「角」のようなも
大赤飯曰く、"Space.comの記事によると、NASAはハッブル望遠鏡等により、木星に新たな赤斑「Red Jr.」(正式名称は「Oval BA」)が形成されつつあるのを観測した(NASAのプレスリリース)。Oval BAは2000年に3つの渦が合体して形成された渦で、当初は白い色(白斑)を示していた。しかし、2005年12月頃から茶色に変色し始め、数週間前から赤色を示すようになり「今では大赤斑と同じ色になった」という。 木星で最も目を引く特徴である大赤斑(Wikipediaの解説)は、1665年頃カッシーニあるいはロバート・フックによって発見されて以降、300年以上にわたり安定に存在してきた地球の2~3倍程度の大きさをもつ渦で、典型的な孤立波(Solitary wave, Solition)として解釈されることもあるものの、その成因や維持のメカニズム、また何故赤い色をしているのかなど謎に
cherry brandy曰く、"毎日新聞の記事によると、「太陽系第10番惑星発見される」で話題になった2003 UB313は、Frank Bertoldiとドイツ・ボン大学の天文学者らの観測により、直径は3,000kmで冥王星の1.3倍の大きさだという事が報告された。この結果は、2日付のNatureに掲載された。(news@natureの記事、Frank Bertoldiによるプレス・リリース) 彼らは、IRAM 30m望遠鏡を使い、2003 UB313の熱放射を計測することで、その大きさを3,000±400kmと見積もった。これまでも冥王星よりも大きいという報告はいくつか出ているらしいが、大きさが具体的に発表されたのは、これが初めてではないだろうか? 関連情報:「"第10惑星"に衛星発見」"
【2005年8月1日 国立天文台 アストロ・トピックス(126) / JPL News Releases】 カリフォルニア工科大学のブラウン(Mike Brown)博士らの研究チームは、太陽系で10番目の惑星の可能性がある候補天体を発見したことを公表しました。 この天体は、2003年10月31日にアメリカ・カリフォルニア州のパロマー山天文台の口径1.2メートルのシュミット望遠鏡で撮影されていましたが、天体の距離が遠く、みかけの動きがあまりにも小さかったため、気づかれませんでした。今年1月に、データを再解析した研究チームは、その明るさからかなり大きな天体であると判断し、それ以後7カ月間にわたり、軌道決定を行うなどの追観測を行い、2003 UB313 という符号が付けられました。国際天文学連合が発表した軌道は次のとおりです。 近日点通過時刻 = 2257 Jan. 26.1837 TT 近日点
【2005年10月13日 Caltech Media Relations】 太陽系10番目の惑星ではないかと注目されている「2003 UB313」は、調べるほどに「太陽系内の主要な住人」と呼ぶに足るだけの特質が見つかっているようだ。発見者たちがこの惑星につけた愛称はXena(ゼナ)(注)。最新の計算結果からは、冥王星より20パーセントほど大きいということが明らかとなっており、また太陽からの距離は、97天文単位(144億キロメートル)。これは現在観測されている太陽系天体としてはもっとも遠い位置だ。そしてさらに、9月10日に2003 UB313に衛星が発見されたのだ。 衛星につけられた愛称は「Gabrielle(ガブリエル)」(注)。発見された衛星の明るさは、2003 UB313の100分の1。2週間ほどの周期で2003 UB313のまわりを回っている。直径は2003 UB313の10分の1で
宇宙開発とビジネスと民主主義(moderntimes) 宇宙開発と社会との関係を分析。 松浦晋也と鹿野 司の“読書ノート”(裳華房) 裳華房メールマガジンでの書評連載。 日経クロステック著者検索 松浦晋也 日経BPの媒体に書いた2003年以降に書いた技術的記事が読めます。全部ではありません。一部は同社のウェブ媒体リニューアルで消えたままになっています。 日経ビジネス電子版・著者ページ 2015年以降に日経ビジネス電子版に書いた記事は、ここから読むことができます。 介護生活敗戦記 2017年に連載した、認知症を発症した母80歳を自宅介護した記録です。現在連載は、NPO法人「となりのかいご」代表の川内潤さんが受け継いでいます。ここから著書「母さん、ごめん。」が生まれました。 松浦晋也の「モビリティビジョン」 2008年から2011年にかけて「Wireless Wire」で行った乗り物に関する連
〜シャトル技術流用が実現性に影 (松浦 晋也=ノンフィクション・ライター) 2005年9月19日、米航空宇宙局(NASA)は、2018年から有人月探査を再開する具体的な方法を公表した。2004年1月に、ブッシュ米大統領は、スペースシャトルと国際宇宙ステーション(ISS)を中心とした従来の方針から踏み出し、有人月・火星探査へと大きく方針転換した新宇宙政策を発表している。今回発表したのは大統領府の方針転換に応じて、NASAが策定した具体的な月探査計画だ。 カプセル型有人宇宙船、月着陸船、人員輸送用、貨物輸送用の新ロケットを開発し、一度に4人の宇宙飛行士を月面に送り込み、一週間程度の探査を行う。NASAは、このような探査を年2回のペースで進め、その先には恒久的有人月基地を建設するとしている。 同計画は、一見すると1960年代のアポロ計画を現代の技術を注入して蘇らせたように思える。しかし、主に新ロ
The Cassini spacecraft has captured a stunning image of Saturn's moon Dione against the golden hue of the ringed planet. Imaging scientists used the blue, green and infrared filters to approximate the colours as the eye would see them. The spacecraft was nearly in the same plane as Saturn's rings when the view was obtained on 11 October. Cassini arrived in orbit around Saturn on 1 July 2004 on a f
太陽系「第10惑星の衛星」を発見――米天文チーム 2005年10月 7日 コメント: トラックバック (0) AP通信 2005年10月07日 ロサンゼルス発――太陽系「第10惑星」を発見したと主張する天文学者たちが、またもや興味深い発表を行なった。この惑星には衛星があるというのだ。 カリフォルニア工科大学のマイケル・ブラウン教授が率いる天文学者チームは先月、ハワイからこの新しい、いわゆる「惑星」を観察していた際、その横を漂う天体がぼんやりと見えることに気づいた。この天体が動いていたことから、天文学者たちは、これを衛星と判断した。背後にある星の影であれば移動することはない。 衛星の発見は、科学者が新しい惑星の質量を判断するのに役立つため、重要な意味を持つ。ブラウン教授は7月、海王星の向こう側に氷でできた天体がリング状に集まっているカイパーベルト領域の中に、冥王星よりも大きな氷と岩でできた天
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く