2015年に「権利譲渡によって一晩で50倍以上値上がりした薬」という話題があったが、特定のメーカーが競合のない薬を値上げするという事例はこれだけではなく、米国ではアナフィラキシーショックの治療に使われる「エピペンという薬剤が大きく値上げされる事態が起きていたという。そのため、新たにジェネリック版のエピペンが販売されることになったようだ(ブルームバーグ)。 エピペンは米マイランが製造しているが、2年前に「2本入りで600ドル」に値上げして批判を受けていたという。同社がエピペンの権利を取得した2007年時点での価格は1本約57ドルだったそうだ。