メッセナゴヤ実行委員長 加留部淳（かるべ・じゅん）氏に聞く 異業種交流、化学変化に期待 ｜ 中部経済新聞社
日本最大級の異業種交流展示会「メッセナゴヤ2024」（中部経済新聞社など協力）が30日、名古屋市港区のポートメッセなごやで開幕する。会期は11月1日までの3日間。主催は愛知県、名古屋市、名古屋商工会議所で構成するメッセナゴヤ実行委員会（委員長＝加留部淳・名商副会頭、トヨタ自動車アドバイザー）。23日、加留部氏が本紙などの取材に応じ、「異業種のいろいろな方が集まり、化学変化が起きることを期待したい」と、異業種交流によるビジネスの広がりに期待を込めた。 モノづくりやカーボンニュートラル（温室効果ガスの排出量実質ゼロ）などをテーマに778社・団体が出展する。入場は無料（事前登録が必要）。 「世の中の環境が激しく動くなか、（『メッセナゴヤ』を開くことで）果敢に挑戦する、意欲溢れる企業の背中を押してあげたい」。加留部氏はこう強調した。その上で、業種や業態、企業規模などの枠を超えた出展者が「キラリと光
「名古屋オートモーティブワールド」が開幕 電動化、自動化製品一堂に 640社が出展、強みアピール ｜ 中部経済新聞社
自動車の先端技術の総合展示会「名古屋オートモーティブワールド」（RXJapan主催）が23日、名古屋市港区のポートメッセなごやで開幕した。同時開催のイベントと合わせて640社が出展。各社が車両の電動化、自動化に貢献できる製品やサービスをアピールしている。25日までの3日間で延べ3万4500人の来場を目指す。
安城市に「ららぽーと」 来年4月開業、ロフトなど出店 ｜ 中部経済新聞社
三井不動産（本社東京都）は22日、安城市で開発中の商業施設「三井ショッピングパーク ららぽーと安城」を2025年4月に開業すると発表した。出店予定の約210店舗のうち、187店舗も公表し、食品スーパーの西友や生活雑貨のロフト、映画館運営のコロナワールドなどが出店する。 愛知県でのららぽーと開設は3施設目。ららぽーと安城は安城市大東町9の30に立地。県道47号線と隣接し、幹線道路からのアクセスが良いほか、JR安城駅や名鉄北安城駅から徒歩10ほどで交通利便性に優れる。敷地面積は約10万5500平方メートル、延べ床面積約17万1千平方メートル、店舗面積は6万300平方メートル。駐車場は約3500台分備える。 飲食店や衣料、雑貨などの店舗が約210店のほか、スポーツなどさまざまなイベントに使用できる約4千平方メートルの屋根付き屋上広場や建物内イベントスペースを整備する。シネコンは10スクリーン・約
ロボットがエレベーターに⁉ 三菱電機ビルソリューションズ 来客案内、稲沢で実験 ｜ 中部経済新聞社
「ロボットがエレベーターに乗って、お客さまを上の階の応接室まで案内します」―。エレベーター大手の三菱電機ビルソリューションズ（本社東京都）は、昇降機製造の稲沢ビルシステム製作所（稲沢市）で、自律搬送ロボットとエレベーターの動きを連携する実証実験を行っている。ロボットが自動で走行し、発話しながらエレベーターに乗り、来客者を別フロアの応接室へと案内する。横の移動だけでなく「縦の移動」も加えることで、ロボットの活用を広げたい考えだ。
ブラザー工業、バリ取り機開発 ダイカスト部品向けに提案 自動化需要取り込み狙う ｜ 中部経済新聞社
ブラザー工業（本社名古屋市）は、工作機械事業で新たに、バリ取り加工用の機械を開発した。ダイカスト（鋳造）部品向けに提案する。従来、工具を回転させてワーク（加工対象物）を削る小型のマシニングセンターが主力だが、ラインアップを拡充。自動車関連業界で増えるダイカスト部品で、人手不足の深刻化から今後も高まりが見込まれる自動化需要の取り込みを狙う。
名古屋鉄道 布袋駅高架下に新商業施設 飲食5店舗、きょうオープン 他地域でも活用検討 ｜ 中部経済新聞社
名鉄犬山線・布袋駅高架下で23日開業する「MOKU KICHI（モクキチ）」。（22日、報道陣向けに説明会が開かれた） 名古屋鉄道は23日、犬山線・布袋駅の高架下に商業施設「MOKU KICHI（モクキチ）」（江南市布袋町西布218）をオープンする。高架下に開業する木造の商業施設は初めて。飲食5店舗がオープンし、布袋駅周辺のにぎわいを育む。名鉄では他地域でも鉄道高架下の活用方法を検討。自治体などと協議し、まちづくりを推進する狙いだ。
アイシン 空気抵抗低減装置の受注拡大 EV向けトヨタなど国内3社に 20年代後半から納入へ ｜ 中部経済新聞社
アイシンは、高速走行時に空気抵抗を減らす車両向け装置「空力デバイス」の受注が拡大している。車両のグリルを自動開閉するグリルシャッターについては、トヨタ自動車で採用されているが、このほど他の国内完成車メーカー2社から新規受注した。2020年代後半の電気自動車（EV）向けに納入する。車両のデザイン性と電費（電力消費率）の改善を両立できる電動化製品として提案する。
書道パフォーマンス盛況 春日井まつり 「小野道風」パレードも ｜ 中部経済新聞社
【尾東】春日井市の市役所庁舎周辺で19、20の両日、「春日井まつり」（中部経済新聞社など後援）が開かれた。初日は雨が降ったりやんだりのあいにくの天気となったが、多くの市民でにぎわった。 今回で48回目。書のまち春日井を象徴する書道パフォーマンス「Kasugaiザ道風」には、市内外から高校や大学の書道部など10団体が参加した。各団体とも、手製の道具を使ったり、ダンスと融合させたりするなどの工夫を凝らし、音楽や掛け声に合わせて息の合ったパフォーマンスを披露した。 春日井商工会議所青年部の仕事体験イベント「パルケdeキッズランド」では、フォークリフトやショベルカーへの試乗やものづくり体験が行われた。 2日目には書聖・小野道風を中心とした「道風平安朝行列」などのパレードが行われ、沿道に集まった観客を楽しませた。
FUJI 複合加工機の新製品投入 自動車業界向け多品種少量ニーズに対応 ｜ 中部経済新聞社
電子部品実装ロボット（チップマウンター）や工作機械の製造販売を手掛けるFUJI（本社知立市）は、複数の機械加工が1台で行える複合加工機の新製品を投入する。従来、大量生産に向く旋盤を主力にしているが、主要得意先の自動車関連業界で多品種少量生産のニーズが高まっていることに対応する。ラインアップを広げ、受注増を狙う。
「モビリティショー」で革新の芽 新興企業と完成車・部品各社、交流が活発化 ｜ 中部経済新聞社
企業向けの車の展示会「ジャパンモビリティショービズウィーク」が18日までの4日間にわたり、幕張メッセ（千葉県）で初めて開催された。完成車や部品のメーカー、スタートアップ企業など約200社が出展。中部企業も得意の技術や考案中の新事業アイデアを持ち寄り、活発な技術交流が行われた。人工知能（AI）などを活用して技術革新を芽吹かせる絶好の機会になったようだ。 触発 「なるほど、その手があったか」―。太平洋工業（本社大垣市）のオープンイノベーション推進室の金森和宏氏は、期間中に新興企業からの柔軟な発想に何度も触発された。1日当たり平均30～40社と面談し、先端的なAIなどの技術提案を受けた。牛の体調変化の兆候を検出できるシステムの性能向上や、工場の生産性アップに向け活用を探る。 スズキは小型の電動モビリティを出展。新興企業からは観光地での移動手段などとして活用法が提案されたほか、「当社で想像できなか
ワイヤーハーネス製造の東洋航空電子 自動回路試験器の提案強化 要望に応じカスタマイズも ｜ 中部経済新聞社
自動車用シート部品製造の今仙電機製作所子会社で、航空機向け組み電線（ワイヤーハーネス）などを製造する東洋航空電子（本社犬山市）は、ワイヤーハーネスの品質試験を完全自動化できる自動回路試験器の提案を強化する。試験器は航空機や鉄道向けに納入実績がある。今後は展示会などに出展し、客先の要望に応じたカスタマイズも可能な点などをアピール。異業種への売り込みを進める。
高所得者の年金停止要望、関経連 「痛み伴う改革を」 ｜ 共同通信
Published 2024/10/16 17:29 (JST) Updated 2024/10/17 22:22 (JST) 関西経済連合会は16日、中長期的な税財政の在り方に関する提言を公表した。年金以外の所得が多い高齢者に対し、老齢基礎年金（国民年金）を停止するか支給額を減らすべきだと訴えた。常陰均副会長（三井住友信託銀行特別顧問）は記者会見で「現行の社会保障制度を維持するのは困難で、一部に痛みを伴う改革が必要だ」と指摘した。 日本の家計金融資産のうち、60代以上の保有比率が6割を超えている現状を踏まえた。年金を減らすべき所得は「一定以上」とし、具体的な水準には踏み込まなかった。 歳出削減を巡っては、疾患の重篤度や発生確率に応じて負担割合を変えることを盛り込んだ。
コンベヤーメーカーのマキテック AGVやAGF拡販へ 自動化・無人化テーマに提案強化 ｜ 中部経済新聞社
コンベヤーメーカーのマキテック（本社名古屋市、大野裕幸社長）は、AGV（無人搬送車）やAGF（無人搬送フォークリフト）など無人搬送装置の提案を強化する。人手不足を背景に製造、物流現場で自動化・無人化のニーズが高まっていることに対応する。山形、福岡、高知の各県工場内に、無人搬送装置をPRする展示場を整備し、拡販を狙う考えだ。
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