タグ

ブックマーク / science.srad.jp (60)

  • iPS細胞とES細胞からマウスの視神経細胞を作製することに成功 | スラド サイエンス

    国立成育医療研究センターと埼玉医科大の研究チームが、マウスのiPS細胞とES細胞から視神経細胞を作製することに世界で初めて成功したと発表した(毎日新聞、プレスリリース)。 同研究チームは昨年ヒトiPS細胞から視神経細胞を作製することに成功しており、今回はマウスのES細胞およびiPS細胞から同様に視神経細胞を作成することに成功したという。これにより、異なる種類の動物種や多能性幹細胞からでも同じ手法で視神経細胞を作製できることを示したとのこと。 視神経は長い神経線維(軸索)を持っているため、作成が非常に難しいと考えられていたとのこと。これにより、マウスの視神経細胞を作製し、それを使ってさまざまな研究を行うことが可能になるという。

    advblog
    advblog 2016/07/02
  • 地球外生命体が見つからないのはすでに絶滅しているから、という説 | スラド サイエンス

    NASAなどの天体観測により数多くの太陽系外惑星が発見されている。その中には地球と同じような岩石型惑星で生命の誕生に適した位置にあるものも見つかっていることから、研究者たちは地球外生命体の探索に熱心だ。しかし、オーストラリア国立大学の宇宙生物学者Aditya Chopra氏とCharley Lineweaver氏は、こうした惑星に生命体が存在するという考えには否定的であるようだ(astrobiologyWeb、The conversation、Slashdot)。 両氏によると、生命が誕生してもその多くは絶滅しているしている可能性が高いという。地球自体がそうであったように岩石型惑星の初期形成の工程は暴力的で不安定だ。液体の水と居住性と一定の表面温度を維持し、温室効果ガスやアルベドを調節する機能を持ち、生命の生存に適したゴルディロックス・ゾーンを持つ惑星ができあがる確率は非常に低い。約4億年

    advblog
    advblog 2016/06/10
    うん
  • ツタンカーメンの短剣は隕鉄から作られていた? | スラド サイエンス

    古代エジプトの王・ツタンカーメンの棺から発見された短剣の1つには鉄の刃が付けられている。この鉄に含まれる元素の含有率が、隕石に含まれるものとほぼ一致したとの研究結果が発表された(ハフィントンポスト)。 この短剣の刃では、鉄に加えてニッケル、コバルトが含まれているという。この含有率が鉄隕石の比率と一致しており、さらにエジプトのメルサマトルー付近で発見された隕石に、この刃と類似した成分が含まれていることが分かったという。

    advblog
    advblog 2016/06/03
  • 遺伝子組み換え作物ではない遺伝子「編集」作物は米国では規制対象外 | スラド サイエンス

    多くの国で遺伝子組み換え作物(GMO)には一定の制約がかけられている。そのGMOが「遺伝子編集」という技術のおかげで変わるかもしれない(TechCrunch)。 遺伝子組み換えは、生物の遺伝子内に他の生物の遺伝子を組み込む技術だ。それに対し遺伝子編集は、その生物の遺伝子の一部を並べ替えるというもので、他の生物の遺伝子は一切利用しない点が異なる。 最新の例はペンシルヴェニア州立大学の植物病理学者Yinong Yang博士が生み出したCRISPRを利用して遺伝子を編集した白いボタンマシュルーム。‘編集’とは生物のDNAのパーツを切って並べ替えること。シュルームに他の生物のDNAをいっさい加えていない。 それでもYang博士はこのマッシュルームが農務省の認可を必要とするのではないかと危惧していた。そこで農務省の動植物健康検査サービス(Animal and Plant Health Inspect

    advblog
    advblog 2016/04/21
  • 「太陽系から最も近い太陽系外惑星」、実際には存在していなかった | スラド サイエンス

    このほど発表された研究によると、太陽系から最も近い太陽系外惑星として話題になったケンタウルス座α星Bbは実際には存在せず、観測データ上にのみあらわれた「幽霊」だったことが明らかになった(ナショナルジオグラフィック)。 ケンタウルス座α星Bbはドップラー法という手法によって発見されたが、データがまばらだったために誤って「存在しない惑星を出現させてしまった」という。 2012年にこの惑星の存在が報告されたときには、推定質量が地球程度だったこともあり、画期的な発見と評された。ケンタウルス座α星系は、地球からの距離がわずか4.3光年で、『アバター』や『トランスフォーマー』などのSF作品の登場するキャラクターの故郷に設定されている。

    advblog
    advblog 2015/11/10
  • オレゴン州立大学、焼くとベーコンの味になる海藻を開発 | スラド サイエンス

    米オレゴン州立大学(OSU)の研究者がベーコンの味がする海藻の新品種を開発したそうだ(ニュースリリース、 OSUのニュース記事、 Consumeristの記事)。 ベーコン味の海藻はダルスと呼ばれる紅藻の一種を品種改良したもの。ダルスはミネラルやビタミン、抗酸化物質に富み、乾燥状態で重量の16%のタンパク質を含むため、昔から用にされている。新品種も通常のダルスと同様に材として使用できるが、油をひいたフライパンで焼くと海藻ではなくベーコンの味に変わるのだという。ベーコンの風味も強いそうだ。 この品種は当初アワビ養殖の飼料としてOSUのハットフィールド海洋科学センターで作られたもので、商用規模での実用化にも成功し、特許も取得している。海藻は同センターの水槽では15年にわたって育て続けられていたが、経営学部のChuck Toombs氏が栄養価の高さに着目して品開発を提案。焼くとベーコンの味

    advblog
    advblog 2015/07/19
  • Unicodeの規格には数式用文字として「の」が含まれている | スラド サイエンス

    Unicodeに「の」という文字が「数式用文字」として収録されていることが話題になっている(Togetter)。 これは「U+306E HIRAGANA LETTER NO」として定義されているもので、フリーの数式フォント「STIX」にも「の」が含まれていることが以前話題になっていた(過去記事のコメント)。 ただし、なぜ「U+306E HIRAGANA LETTER NO」が定義されるようになったのかについては明確な解説はない。

    advblog
    advblog 2015/07/17
  • 理研、「光が3倍速く進む」新物質を開発 | スラド サイエンス

    理化学研究所(理研)が10月24日、真空より低い屈折率を実現した三次元メタマテリアルを開発したことを発表した(共同通信)。 60秒で分かるプレスリリースが分かりやすいが、新たに開発された新物質の屈折率は0.35で、真空の屈折率よりも低い。また、大きさも数mm角と、いままで作られていた物質よりも大きい。 屈折率が高いほど、その物質の中を通る光の速度が遅くなることが知られているが、屈折率が1より小さいと、逆に物質内を通る光の速度は速くなる。これを利用することで、光学迷彩のように「物質を見えなくする」システムを作り出せる可能性がある。

    advblog
    advblog 2014/10/29
  • 多摩美術大の小型芸術衛星から「土砂を積む」「降ろす」の会話が聞こえる | スラド サイエンス

    今年2月に打ち上げられた、JAXA/NASA合同ミッション衛星GPMを搭載したH-IIAには7基の小型人工衛星がピギーバックとして搭載・打ち上げられた。そのうちのひとつ、多摩美術大と東大が共同開発した芸術衛星INVADER(公式サイト)と地上との通信にトラブルが生じていたらしい。 サンスポの記事によると、出力先をスピーカーにつなぎ直すと「土砂を積む」「降ろす」といった会話が聞こえたため、総務省関東総合通信局に申告。当局は、無免許で無線局をダンプカーで開設し、INVADERとの通信に障害を与えたとして電波法違反で男性運転手を警視庁に告発した。 大気圏外軌道上の芸術衛星からの通信と思っていたものから、ダンプカー運転手の会話が聞こえてきたときの運用局の様子はどんなものだったのでしょう。

    advblog
    advblog 2014/05/15
  • サッカーやバスケでは強い選手を集めすぎると逆に成績が悪くなるという調査結果 | スラド サイエンス

    才能ある選手が多く所属すればするほどそのスポーツチームは強くなると思われるが、強い選手が多すぎて逆効果になることはないのだろうか。コロンビア大学と世界トップクラスのビジネススクールとして知られるINSEADの共同研究により、この疑問への答えが導き出されたとのこと(Huffington Post)。 研究ではまずバスケットボールを対象とし、2002年から2012年までの期間、すべてのNBAチームのレギュラーシーズンのデータをもとに、各選手が勝利にどれ程貢献できるかを導きだした。すると、才能ある強い選手が多ければ多いほどチームの成績が良くなるのだが、ある一定の人数を超えると成績が悪くなることが分かったとのこと。自分のエゴよりもチームを優先することで生まれるチームワークが損なわれてしまうからだという。これは、チームワークが重要とされるサッカーでも、FIFAのデータをもとに分析したところ、同じ結果

    advblog
    advblog 2014/04/29
  • 薬物で時間の感覚を狂わせることで「懲役1000年」が実現できる可能性 | スラド サイエンス

    哲学者であるRebecca Roache博士率いるチームは、「未来の技術」によって変化する懲罰の形態を探っているという。その一つに、「薬物を使い懲役に服する期間を伸ばす」というものがあるそうだ(The Telegraph、slashdot)。 これは既に存在しているという「時間の感覚を歪める薬物」を使い、服役者の時間の感覚を遅くする、もしくは脳の働くスピードを速めることで、長い年月分の心の働きを短期間に収めるというもの。これを利用することで、「1000年の時間の単位に値する懲役」を実現できるという。 しかし、死ぬまで閉じ込めておくことと、脳を操作して長期間の懲役を実現した後に自由にすることのどちらが道理的なのだろうか。このような問いかけは単に「未来的」な懲罰を探るのではなく、未来の目から現在を見ることで懲罰の道理を再考することが目的であるとのことだ。

    advblog
    advblog 2014/03/25
  • スミソニアン博物館に収蔵された128年前の録音ディスクからグラハム・ベルの声が復元される | スラド サイエンス

    米スミソニアン博物館は、アレクサンダー・グラハム・ベルが寄贈した数百枚の録音ディスクの中からベル自身の声を復元することに成功したそうだ(プレスリリース 、 Smithsonian Magazineの記事、 International Business Timesの記事、 家/.)。 厚紙とワックスで作られたディスクは1885年4月15日に録音されたもの。ベルは他にも金属やガラス、石膏など様々な素材を使って録音の実験をしており、直径4インチ~14インチのディスクが残されている。このようなディスクから音声を再生することは不可能と考えられていたが、3Dカメラで撮影した溝の映像をコンピューター処理することで、音声を復元できるようになったとのことだ。Smithsonian MagazineのWebサイトでは、ベルが「Hear my voice, Alexander Graham Bell.」と話し

    advblog
    advblog 2013/04/28
  • Bitcoin採掘、消費電力が増えすぎて環境問題に | スラド サイエンス

    Bitcoin採掘には、1日当たり982メガワットという膨大な電力が費やされているという。これは米国の31,000世帯分の電力供給量に匹敵するとのことで、現実的な社会問題となるのに充分な量だという(家/.、Bloomberg記事)。 今後、Bitcoinが通貨として商業取引に幅広く使用されるようになれば、Bitcoin採掘に伴う電力の需要が更に劇的に増加するとのこと。 金銀位制時代の実世界では、通貨のための鉱物採掘において、資源をいつぶし価値を崩壊させるという過程を通ってきたが、Bitcoinでも同様のことが起きているのだという。

    advblog
    advblog 2013/04/16
  • 深部地球探査船「ちきゅう」がメタンハイドレートの試掘に成功 | スラド サイエンス

    深部地球探査船「ちきゅう」が愛知県/三重県沖海底からのメタンハイドレートの試掘(分解したガスの採取)に成功したそうです(NHKニュース、東京新聞、独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構のニュースリリース)。 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)等は陸上での産出試験をカナダでおこなっていましたが、海底からのメタンハイドレート由来のガス採取は世界初です。日近海の海底に眠るメタンハイドレートの現実的な採掘可能量はそれだけで国内の需要を満たすほどとは思えませんし、そう簡単に採算ベースに乗る商業的開発が出来るとも思いませんが、将来的には非常に意義ある結果だと思います。 なお、ガス採取はメタンハイドレート層から水(海水?)をポンプで汲み上げることによってメタンハイドレートを分解する減圧法を用いたそうです(採掘に大きなエネルギーを必要とする温水の加圧注入などはおこなっていない)。 なお

    advblog
    advblog 2013/03/12
  • Intel、ホーキング博士の意思伝達装置の改良を試みる | スラド サイエンス

    スティーヴン・ホーキング博士は筋萎縮性側索硬化症のため自分で身体を動かすことが困難であり、そのため意思伝達装置を用いて他人とのコミュニケーションを取っている。頬の動きを読み取るこの装置を使っての発話ペースは1分間につき1語にまで落ちて来ているとのことだが、Intelがこれを5〜10語/分にまで向上させる新たなシステムを開発しているという(Scientific American、家/.)。 博士は頬の他にも口や眉毛を動かす事ができるとのことで、新システムはこれを読み取ることができるものになるようだ。入力方法が増えれば、例えばモールス信号を扱えるようになるかもしれず、それだけでスピードが格段に向上するはずとのこと。他にも顔認識ソフトウェアを採用したインターフェイスや、予測辞書の改良も検討されているという。 Intelは1990年代から博士のコミュニケーションエイドに技術提供しているとのこと。

    advblog
    advblog 2013/01/29
  • 遺伝子組み換え作物の多くに、ウィルス遺伝子「Gene VI」感染が見つかる | スラド サイエンス

    EFSA (欧州品安全機構) の Nancy Podevin 氏と Patrick du Jardin 氏が、米国で既に商業化されている遺伝子組み換え作物において、86 種のうち 54 種に「Gene VI」と呼ばれるウィルス遺伝子が含まれているのを発見した。Gene VI に感染した遺伝子組み換え作物には、「CaMV35S プロモーター」と呼ばれる遺伝子発現を調節する配列が組み込まれているとのこと (Independent Science News の記事、家 /. 記事より) 。 意図的に Gene VI が植物の遺伝子に組み込まれた場合、黄化や奇形といった症状が出たり、繁殖力が低下することが分かっている。つまり、毒素のように機能する Gene VI は、植物にとって有害なのだという。また、人体細胞においても Gene VI の活動 (RNA サイレンシング) が見つかっているため

    advblog
    advblog 2013/01/24
  • プラズマクラスターやナノイーの効力の原因は同時に発生するオゾン? | スラド サイエンス

    先日、「消費者庁、「掃除機のプラズマクラスター機能は効果無し」としてシャープに措置命令」というストーリーがあったが、今度はこのような「イオン」に対し、さらに悪い知らせが届いた。第86回日感染症学会総会で発表され、11月20日発行の「感染症学雑誌 Vol.86 No.6」に掲載された論文「殺菌性能を有する空中浮遊物質の放出を謳う各種電気製品の、寒天平板培地上の細菌に対する殺菌能の体についての解析」によると、プラズマクラスターなどの効果としてうたわれているものは、実は同時に発生するオゾンによって得られたものであるらしい。 実験では、極めて小さな容器内に発生機器と寒天培地を同時に置いた場合に効果が表れたということだが、効果の原因としては同時に発生するオゾンで説明できるという。 各社とも、この手の製品について手仕舞いを考えたほうがよい時期なのかもしれない。

    advblog
    advblog 2012/12/19
  • 尿から脳細胞を作る | スラド サイエンス

    人間の尿から脳細胞を作るという技術が発表された(Nature Methods、家/.)。 この手法では、人間の尿に含まれる細胞を神経細胞の前駆細胞に変えることができるという。培養した皮膚や血液などからも多能性幹細胞は作ることができるが、尿はそれらと比べて採取しやすい点がメリットのようだ。

    advblog
    advblog 2012/12/14
    にょう細胞
  • あまり知られていない国内のヘリウム不足 | スラド サイエンス

    ヘリウムガスの不足により、東京ディズニーリゾートがバルーンの販売を休止するという。ITmediaによると、日国内で流通しているヘリウムガスの大半は米国産で、世界的に需要が増えていることから価格が高騰しているそうだ。また、「今回のヘリウムガス不足は供給元のヘリウム採掘施設のメンテナンス中に不具合が見つかったことに起因しているようだ」とのことで、医療や技術分野にヘリウムガスが優先的に割り当てられていることも原因らしい。

    advblog
    advblog 2012/11/22
  • 脳は他者への共感と分析的思考を両立できない | スラド

    「共感」に使われる脳の神経回路網が活発になるときは、「分析的思考」に使われる神経回路網が抑圧される、ということがケース・ウェスタン・リザーブ大学の研究で明らかになったそうだ(EurekAlert!、家/.)。 脳には社会的/道徳的/感情的に他者と繋がるときに使われるネットワークと、論理的/数学的/科学的思考に使われるネットワークがあるという。脳が休息状態にあるときはこれらのネットワークが交互に使われるが、どちらかの機能を要するタスクを行う場合、もう片方のネットワークが抑圧されることが示されたという。 実験では45名の健康な学生に「他者の気持ちを考えさせる問題」と「物理学を要する問題」を提示し、脳の活動をMRIで解析した。問題はそれぞれ文章問題およびビデオ問題で20問ずつ出されたとのことだが、問題の形式に関わらず片方の機能が活動している際はもう一方は抑圧されていることが明らかになったという

    advblog
    advblog 2012/11/08