米国を100として考えると、日本の一人当たりGDPはおよそ70%であり、労働生産性とほぼ同じだ。 大石哲之氏の翌日の記事「ワタミズムと生産性 日本が取りうる3つの改善シナリオ」 で次のように書いている。 一人あたりGDPでたとえ3割へっても、イタリアと同じくらい。彼らは豊かにくらしているではないか。 これは明らかに間違いであって、日本はサービス残業をしてやっとイタリアと同じくらいのGDPになっているのであって、サービス残業をやめてGDPが3割減れば東欧やトルコ並の生活になってしまうのである。 労働生産性の計算からすれば、生産額にはサービス残業をした分が含まれるが、労働時間にはサービス残業の分は考慮されていないので、サービス残業をしてやっとアメリカの70%の生産性を維持していることになる。もし、3割サービス残業のしているのであれば、日本の実質的な労働生産性はアメリカの50%ということになる。