投下資本利益率(ROI)を活用した資金回収期間の求め方 JNEWS会員配信日 1999/11/13 記事加筆 2019/7/31 商売を始めるには当然ながら資金が必要となる。実店舗型のビジネスなら小規模でも数千万円規模の資金が必要となるために、全額を自己資金で賄える人は少なく、金融機関からの援助を仰ぐことになる。その際には必ず事業計画書を提出することになるが、その中で融資担当者側が注意して見ているのが「開業資金を何年で回収する計画なのか」という部分である。 大方の新規開業者は漠然とした見通しで「5年で回収できれば」「10年で回収する予定」といった回収予測期間を計画書内で設定している。確かに、事業を進める中で得た利益分から開業時に投下した資金は回収していくことになるため「実際にどれだけ儲かるのか」によって回収期間は異なる。 しかし実際には各業界毎に投下資金を回収するための平均値が存在している