本記事は、去る7月5日に行われたトークイベント「ポスト・トゥルース時代のトーフビーツ(仮)」のイベントレポートである。 PCで楽曲制作を行い、インターネット上で楽曲を発表するスタイルで注目され、今やネット世代を代表するアーティストとなったtofubeats氏。(前作リリース時のCOTASインタビューはこちら)彼が今年5月にリリースした最新アルバム『FANTASY CLUB』において据えたテーマは意外にも「ポスト・トゥルース」(※1)だった。 リリースに際しての各媒体でのインタビューでは、彼自身が挙げる今作の創作のヒントの中には、ソランジュ(※2)のアルバムなどと並び、WIRED日本版の若林恵編集長による文章が挙げられている。 「『ニーズ』に死を」と題され、2017年の年明けに発表されたこの文章では、アメリカ大統領選やマケドニアのフェイクニュースサイト、更に日本国内でのキュレーションメディア
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