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ブックマーク / hiroyukikojima.hatenablog.com (7)

  • P≠NP問題がざっくり理解できる本 - hiroyukikojima’s blog

    * 追記(6月27日) 最後の紹介した「約数ゲーム」について、メールで解答を教えてくれた人がいたので、最後に追加しました。 最近、野崎昭弘『「P≠NP」問題』ブルーバックスを読んだので、レビューをエントリーしようと思う。 そもそも、このを読もうと思ったのは、ある雑誌の企画で「数学の未解決問題」について、ある数学者と討論をすることになっていたのがきっかけだった。ミレニアム問題のいくつかが話題にのぼりそうなので、P≠NP問題についても少し知識を補充しておこうと思ったのだ。 でも、アマゾンのレビューで酷評されているのを読んで、いくぶん躊躇した。それで、少し時間が空いたけど、屋で立ち読みしてみて、その場で購入した。少なくともぼくには、アマゾンのレビューはミス・ディレクションにすぎないものだとわかった。買って帰って、速攻で読了したが、ぼくの要求にかなったであった。アマゾンのレビュー欄は、まあ、

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    advblog 2016/06/27
  • 数学を教える人が読んでおきたい論理の本 - hiroyukikojima’s blog

    ぼくは、以前から、論理とゲーム理論とをクロスオーバーさせたを書きたい、というテーマを持っており、それは拙著『数学的推論が世界を変える〜金融・ゲーム・コンピューター』NHKブックスで果たすことができた。 このを書くために、今まで、けっこうな冊数の数理論理学の教科書を読んできた。その中でめぐりあったのが、ゲンツェンの自然演繹と呼ばれる推論規則のセットであった。推論規則というのは、数学の証明で用いられる推論をできるだけ少ない数でセットにしたもので、おおわくではヒルベルトの体系、ゲンツェンのシークエント計算、ゲンツェンの自然演繹、というのがあって、それぞれの演繹能力は同じだけど、体系自体は異なるので、何をしたいかによって有利不利(向き不向き)がある。この3つの中で、普通の数学の証明で利用されている推論の方法は自然演繹が最も近いものである。 ぼくは自然演繹の体系を、鹿島亮『数理論理学』朝倉書店で

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    advblog 2015/02/19
  • 数学とは何か - hiroyukikojima’s blog

    昨年暮れに衝撃を受けたのは、YUI完結のニュースだった。ほとんどYUI音楽しか聴かない生活になっていたので、「おりゃ、いったい今後、何を聴いて暮らせばいいだべさ」と真っ暗な気分になった。まあ、YUIは、新年早々から単独の音楽活動を再開しているそうで、ぼくらの前に再登場するのもそんなに遠いことじゃないのかもしれないが。。。 しか〜し、である! 捨てる神あれば拾う神あり。新年から、実は、別のミュージシャンにはまってしまっている。しかも、男性ミュージシャン。しかも、V系。どうしたんだオレ、って感じだ。 それは、雅-Miyavi-っていう人。知ったきっかけは、暮れのFNS音楽祭。YUIを観ようと流し観してて、ぶっとんでしまった。和田アキ子のバックを弾いてたMiyaviのギターにあまりにびっくりして、それからyoutubeで彼のプレーをいろいろ観てみた。そして、衝撃を受けた。どうして今まで、こんな

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    advblog 2013/01/26
  • 新著『数学的推論が世界を変える〜金融・ゲーム・コンピューター』が出ました! - hiroyukikojima’s blog

    前回(新著の目次+様相論理のお勧め - hiroyukikojimaの日記)に目次を紹介した、ぼくの新著、『数学的推論が世界を変える〜金融・ゲーム・コンピューター』NHK出版新書が、アマゾンにも入荷し、そろそろ書店にも並ぶと思うので、満を持して紹介したいと思う。 数学的推論が世界を変える 金融・ゲーム・コンピューター (NHK出版新書) 作者: 小島寛之出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2012/12/10メディア: 新書購入: 48人 クリック: 1,233回この商品を含むブログ (26件) を見るいやあ、このの見刷りが先週、編集者から届いたときは驚いた。だって、帯のキャッチコピーが「数学はカネになる!」なんだもん。 ぼくのの場合には、タイトルとかサブタイトルは編集者に任せるけど、決定の際にはぼくの意見も一応述べられるようになっている。でも、帯は、基的に編集者の領分であり

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    advblog 2012/12/09
  • TPPと社会的共通資本の理論 - hiroyukikojima’s blog

    拙著『数学的思考の技術』ベスト新書は、発売3週間ですでに4刷になった。竹内薫さんの日経夕刊のすばらしい書評が大きな力添えとなったこともあると思う。出版社が新聞で大きな広告を打ってくれているのもあるだろう。(曽野綾子さんの超ベストセラーの広告のおこぼれにあずかっている、といえなくもないが。笑い)。とにかく、ぼくが今まで出した新書の中では、異例な軌道を描いているように思う。読んでくださった人、twitter等で評判を形成した下さった方々にはお礼の申しようもない。 おっと、最も大事な人を忘れてたので、加筆。もちろん、この人の貢献があまりにスゴイ。 まずなんといっても「数学的思考の技術」。一昔前と違って今では「数学」も「ハッカー」と同じく「いいね!」に分類されるようになったのはいいのですが、その分埋もれやすくなったとも言えます。にも関わらずぶっちぎりの一位。 404 Blog Not Found:

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    advblog 2011/03/05
  • 急激に退行する世界にて - hiroyukikojima’s blog

    このエントリーは、最初のバージョンでは、いくつかのブログで指摘されたように(例えば、http://d.hatena.ne.jp/shinichiroinaba/20081227)、装飾が強く効き過ぎてしまい、とりわけ経済学に精通している人には書き手の意図が反転して伝わってしまうようなので、アップ時より若干加筆しました。(2008.12.31.) ここ3ヶ月の世界の激変には目を見張るものがある。あらゆる景気指標が、劇的に悪化し、派遣切り・期間労働者切り・正社員切り・生産の長期休止・・・。どうして、こんな急激な変化が可能なのだろうか。実家が自営業の学生やレストランの店主に改めて聞くと、6月頃から変調が見られたそうだ。大学教員という職業のせいで気づくのが遅かったのかもしれない。だが、これほどのピッチになったのは、リーマン破綻後であることは確かだろう。 ぼくが、経済学を勉強し始めたのは、80年代の

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    advblog 2008/12/21
  • ハッカーな知り合い - hiroyukikojimaの日記

    「ブラッディ・マンディ」というテレビドラマを毎回見ている。日の警察が間抜けすぎるのを除けば、とても面白い作品だと思う。とりわけ、三浦くんが演じている高校生ハッカーがかっこいい。いや、ハッカーはかっこよくてはいけないのだが、でもかっこいい。 これは、マンガ原作らしくマンガを読んでいないのでなんともいえないが、クリフォード・ストール『カッコウはコンピュータに卵を産む』草思社をネタにしているのかな、と推察される。 カッコウはコンピュータに卵を産む〈上〉 作者: クリフォード・ストール,Clifford Stoll,池央耿出版社/メーカー: 草思社発売日: 1991/09/30メディア: 単行購入: 37人 クリック: 582回この商品を含むブログ (72件) を見るこれは、実際のハッカー事件で、著者のストールが凶悪ハッカーをつかまえた顛末を描いたノンフィクションで、非常にエクサイティングな

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    advblog 2008/11/23
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